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カテゴリ:華道
昨日、お花の先生が入院されたという連絡がきた。今日のお稽古は中止である。確か83歳だったと思う。背中の血管のひとつが切れたらしく遠くにある病院のICUに入られたとのことである。 正直言ってほっとした。不謹慎な!と叱られるのを覚悟で言えば、この数年ずっとお花のお稽古が苦痛でたまらなかった。もう止めたいと思いつつ気弱な私は切り出せず、ここまで引きずってきたのだが、来年3月には退会を告げようと思っていた矢先だった。 お花を生けること自体が嫌いになったわけではない。何が苦痛かと言うと先生の愚痴と同じ昔話の繰り返しである。更に言うと指導に目新しいものがない。昔は先生の手が入ると自分の下手な花が一変し「おお、マジックハンド!」という感動があったが、今はない。出来上がりが陳腐である。というより自分の話ばかりして指導が二の次になっている。 自分もその年齢になればそれ以上に酷くなっていると思う。しかしその状態で弟子を取って月謝を取るが、弟子達が満足していないという状態が自覚できないとなると、お稽古とは何ぞやということになる。 一日も早い先生の回復を祈りつつも、今が潮時だと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月21日 18時26分08秒
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