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山への情熱 音楽への愛

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2019年07月03日
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カテゴリ:舞台芸術
会津駒ケ岳から下山した時点でまだ8時過ぎだった。ガイドのkさんに案内してもらって雨の中、まず桧枝岐歌舞伎の舞台を見にいった。桧枝岐という土地にも憧れがあったが、中でも桧枝岐歌舞伎は長い間、一度は観てみたいと願っていた郷土芸能である。今日、歌舞伎そのものは観れないとしても舞台を見るチャンスに恵まれ、舞台に着く前から胸が高鳴っていた。
道路から少し入った所に露天でその舞台はあった。思いのほか小さくてこじんまりしている。花道も短い。折からの雨で森全体が薄暗いのが残念。
 
         入り口の案内板                歌舞伎の建物 中央が舞台 左側が花道
 舞台
古色蒼然とした舞台はこれで歌舞伎の様々な演目が演じられるのかと思うほど狭かった。勿論お江戸の歌舞伎座のような舞台とは思ってはいなかったがとてもつつましく、過疎の地の伝統歌舞伎の舞台という現実感があった。
この舞台は反対側にある愛宕神社をむいている。神様に五穀豊穣を願って捧げる奉納歌舞伎なのだ。そしてその神社を背にして村人が石造りの階段に座って歌舞伎を楽しむのである。
 観客席
すっくりと立つ巨木に囲まれた石の客席、歌舞伎当日にはここにおよそ2000人が集まるという。何だか胸が熱くなって感動してしまった。2000席というと我が習志野文化ホールより多い。中央に舞台があって円形状に広がっている作りはどことなくローマのコロッセウムを連想させられた。その昔、江戸で歌舞伎を観劇した農民が、見よう見まねで村に伝えたのがはじまりと言われ、以来、親から子へと270余年に渡り継承され、衣装作りから化粧など裏方もすべて村人が行っているというから凄すぎる!!。

                                                歌舞伎の夜 演者も観客も全員が村人というのが圧倒的凄さ
 
             下の写真三点は資料よりの抜粋です
会津駒ケ岳も良いけど、必ずこの桧枝岐歌舞伎を観に来ようとかたく心に誓った。





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Last updated  2019年07月03日 16時47分17秒
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