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カテゴリ:舞台芸術
12月25日クリスマスイブの夜に、幕張メッセの映画館で熊川哲也Kバレエカンパニーの「くるみ割り人形」ライブビューイングが上映された。バレエも大好きで(勿論観るのが)若い時はよく劇場に行ったが、最近はとんとご無沙汰だった。この日は丁度時間ができたので夜7時からだったが思い切って出かけた。クリスマスイブの夜にバレエを観にくる人は稀だという予想に反して場内は思いのほか観客がいた。
チャイコフスキーのバレエ音楽くるみ割り人形をバックにビューイングが始まった。1幕前半は冗長な気がしたが、どんどん盛り上がってさすが!!という素晴らしいステージだった。特に1幕最後の雪の女王と王子の場面の演出は類をみない美しく幻想的なもので感動した。 第2幕ではアラビア、ロシア、スペイン、中国などの人形の踊りが特徴的で見どころが多かった。しかし圧巻はマリー姫と王子のパ・ド・ドゥだった。超絶技巧の技やリフトを至る所にちりばめた振付を完璧に踊り続けていく凄さ!!。このくるみ割り人形の芸術監督をしている熊川哲也が登場してきた時、そのジャンプの高さ、ポーズを決めて静止した時、微動だにしない安定性と確実性で驚愕したものだったが、今やそれが普通になっている。王子役の栗原 廉のカッコ好さは群を抜いていて彼がステージに登場する度、拍手が湧いた。最後は王子、マリー姫始め全員が登場して華麗に舞い納めて素晴らしく盛り上がった。十分に楽しみ、バレエと音楽を堪能できた。ステージを直接観るのではなくライブビューイングという形だったがこれで十分楽しめるということがわかった。次に機会があったらまた来ようと思った。 帰路、幕張新都心の電飾が慎ましく輝いてクリスマスムードを演出していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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