テーマ:F1ニュース・レース(2362)
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前回のF-1第5戦ヨーロッパGPでは皇帝M・シューマッハ(フェラーリ)が地元ドイツで勝利を収めて3位で初の表彰台となったチームメイトのマッサと共にフェラーリの健在振りを見せ付けたが、第6戦はここ3レースで熾烈な争いをしているライバルのアロンソ(ルノー)の地元であるスペインGPという事で奇しくもお互いの母国での連戦となった。
母国GPでの勝利を狙ったアロンソは公式予選で好タイムの走りでポールポジションを前回に続いて2戦連続でGETで2位にはチームメイトのフィジケラというルノー勢がフロントを独占、2列目でルノー勢の後塵を拝する形となったのは3位のM・シューマッハと4位のマッサのフェラーリ勢で、3列目と4列目はHONDA勢(5位バリチェロ、8位バトン)の間にトヨタの2台(6位R・シューマッハ、7位トゥルーリ)が割り込む形でジャパンパワーが上位を狙っていた。その後には出遅れた感のあるライコネン(マクラーレン・メルセデス)が9位から、佐藤琢磨とモンタニーのスーパーアグリ勢はまたも後方からのスタート順であった。 このところはスタート直後に接触が多発して事故車を撤去する間はセーフティカー先導の周回となって折角いいスタートダッシュをしながら後続車との差を広げられないレース展開が続いたが、今回は順調にルノー勢が好スタートで2位のフィジケラがフェラーリ勢を抑え込んでアロンソをサポートする展開になった。一方9位からスタートのライコネンが一気に日本車勢の間に割って入り5位にジャンップアップしていた。 佐藤琢磨は10周目にスピンして順位を下げたもののすぐにタイヤ交換してコースに戻ったが、続いてピットインしたモンタニーは結局リタイアでスーパーアグリは琢磨の完走を祈るのみとなった。16周目でトヨタのチームメイトであるトゥルーリとR・シューマッハが接戦になってラルフがトゥルーリの前に出ようとして接触して順位を下げる事に。 アロンソは2位以下と差を空けながらトップを快走してフィジケラに抑えられた格好のフェラーリ勢は思う様に前に出られない。余裕ありと判断したか17周目に早くもアロンソが1回目のピットイン、その間もフェラーリ勢をキッチリ押さえたフィジケラが次の周回でピットイン。その頃コーナーでモントーヤ(マクラーレン・メルセデス)のマシンがスピンして車体の一部がコースにはみ出したがセーフティカー先導には至らずで、ルノー勢に遅れてフェラーリ勢はマッサを先にピットイン。 22周目にライコネンがピットインした次の23周目でようやく1回目のピットインしたM・シューマッハはフィジケラの前でコースに復帰して順位を上げた。一時は周回遅れに引っ掛かってタイムが伸び悩んだアロンソはその後調子を上げて快走するのに対してM・シューマッハはスピードが上がらずに両者の差が広がっていった。その間にトゥルーリと接触してからも走行していたR・シューマッハはマシンのトラブルでリタイアした。 後続に余裕があるとみたルノー勢は41周目にまたもアロンソが先に2回目のピットインをしてフィジケラの後でコースに復帰すると次の周回でピットインしたフィジケラはライコネンの後に入ってコースに戻った。一方のフェラーリ勢はその後にマッサを先にピットインさせるがコースに戻った位置はフィジケラの後であった。それから遅れて2回目のピットインを行ったM・シューマッハは結局アロンソの後でコースに復帰となりレース終盤になってもアロンソを追う展開は変わらず両者の差は開いたままで総立ちのスタンドの中、ゴール前でマシンを左右に揺らしながらアロンソが母国スペインでのレースを制して前回M・シューマッハの母国ドイツで2位に甘んじた借りを返したのであった。そしてスーパーアグリの佐藤琢磨が17位の最下位ながらも久々に完走で取り合えずは一安心であるが今後はもっと順位を上げて欲しいものである。 「流石にアロンソも前回のミハエルと一緒で母国のレースになったら気合が違うなぁ、ドイツで負けた仮はきっちりスペインで返すんやから大したもんやで。琢磨も久々に完走出来たけどあのスピンしたのは勿体無かったで、これからはああいうミスさえ無かったらもっと上位になるやろうな。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月19日 00時16分16秒
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