「累」13巻感想 特装版小説感想追記
「累」が映画化されるようですが・・・ビジュアルみて・・・いやいやいや・・・違うって。これは全く別作品。累ちゃんが全然別人。こんなに綺麗だったら口の辺りだけ形成外科で治してもらえば超別嬪さんですもん。これじゃ累ちゃんじゃない。映画じゃなくて舞台だったらよかったのに。いずれにしても相当の演技力のある役者さんじゃないと難しいでしょうが。これまでの感想はこちら。累(13)特装版 (プレミアムKC イブニング) [ 松浦 だるま ]価格:1296円(税込、送料無料) (2018/6/27時点)他者の顔を奪う口紅。羽生田作・演出「暁の姫」を最後に舞台に立つことも口紅を使うこともやめると告げた累。累の行動に理解ができない羽生田は、その真意を探る中で野菊が持つ海道凪の手帳を読み、永久交換の秘密を掴む。それぞれの縺れゆく思惑のはて、真実がついに露わとなる。衝撃の展開でした。どんどんと真実が明らかにされて鳥肌・・・!累はもう気づいていたんですね。それでずっと母がどのような思いで暁を演じようとしていたのかを自分で知るために敢えて暁として稽古していたとは。本当に母いざなが演じたかったのは宵。そして累もまた宵を演じる気でいるようです。それって素顔で舞台に立つってことですよね(><)うう・・・大丈夫なんか累ちゃん。特殊メークをしてるってことにするんでしょうか??もう咲朱として舞台に立つのではなくて本来の累として舞台に立つつもりってことですよね。舞台が終わったら一時的に野菊にまた顔を借りて、その後はもう全てを終わらせるつもりなんでしょうか。野菊に殺してもらおうと思ってるようですが。それにしても野菊が一緒にくらしていたのがいざなで、累を助けて死んでいった方が透世だったとは・・・。母親たちの間でどんなことがあったんでしょうかね。透世の最期の言葉が「いざなさんのこと あなたが認(み)てあげて」だったとは・・・。認めてあげてってことですよね。彼女がしたきたことを許してあげてってことでしょうか・・・いざなも最期の言葉は野菊へのもので「どうか生きて 許すことなく 恨みなさい 私を」でした。二人の母が子供たちに残した言葉と事実にとにかく驚愕!羽生田もまさか自分が愛したいざなを自らの手に掛けたなんて思ってもいなかったでしょうし、そのショックは相当。いざなのことを分かってたつもりで全くわかってなかった事実を突きつけられて彼も累の言うとおりにするしかなさそうです。この作品は美醜を扱ってますが、いろいろと衝撃的な展開なので本当のテーマを捉えにくいんですよね。私も今回わかった新事実を踏まえてもう一度最初から読み直すつもりです。大分見方が変わりそうです・・・次巻がいよいよ最終巻なんですね。出来れば累ちゃんには幸せになって欲しいのですが。どうなるんでしょう。特装版小説感想小説は初めて読んだのですが、文体が華美で驚きました。印象に残る言葉を選ぶことは大事だと思うのですが、どの文にもそれを入れると結局どこを強調したかったのかがボヤけてしまうと思うのですよね。前半部分はかなりこてこてで読みづらかったです。言葉の海に溺れてしまうような息苦しさを感じました。後半は慣れましたけど。でもやはり内容は魅力的で才能ある方だと思います。ただいざなが累よりも野菊を気にしてるようだったのは寂しかったですけど。