カテゴリ:偏食の本棚・映画、DVD
この長命なスパイ映画を知ったのは10代の終わり頃だった。
映画には一家言ある人が「007はころころと舞台が変わるところがいい」と 言ったのを聞いてだった。 彼に憧れていた私は「ころころと女が代わるところじゃなくて?」と 混ぜ返したような気がするが、実際にはそんなことは言えずに、それでも 言えばよかった、と何度も思い出すうちに言ったつもりに なっているのかもしれない。 彼が見た映画はほとんど見ていたが、なぜか007だけは外していた。 オムニバスとはいえ、シリーズものなので最初から見たいと思っていたが、 まだビデオは家庭に普及していなかったので、きっかけがなかった。 その後、我が家にビデオデッキが導入され、近所のレンタルビデオの 会員になり、何度かピアース・ブロスナンのポスターを見かけたが、 なぜか封印したまま、007の出身地に来ていた。 2006年にダニエル・クレイグのジェームス・ボンドで カジノ・ロワイヤルが撮影されると聞いた時、決めた。 この映画を最初からすべて見ることを。 何度も巡り来たチャンスをずっと逃し続けていたが、今回は捕まえた。 捕まえたい、と思った。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/11 06:00:26 PM
[偏食の本棚・映画、DVD] カテゴリの最新記事
|
|