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ロンドン偏食生活・偏食通信

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偏食の嬢王様

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2007/10/23
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カテゴリ:偏食旅行記
ロイヤルオークから帰ってきた私たちは、
納屋の一部が公開されているのを発見した。

中は乳や肉の加工の仕方やそのときに使った道具が展示されていた。

入り口に一番近いところがバターの部屋。
牛乳を攪拌してバターにするのだが、
私たちがいま、スーパーで買ってくるバター100個分以上ができそうな
バターの水きり器があった。

使用人や客人が多い上流階級とはいえ、
あれだけのバターを使い切るわけではないだろうから、
きっと売ったのだろう。

チーズは、アルプスの少女ハイジのおじいさんがやっていたよりは
都会的で現代的に作られていた。

Farm house1

これもまた、自家用だけでは食べきれない量が作れそうだ。

その隣は肉の塩漬けを作る部屋。
出入り口があるところ以外はタイル張りのシンクになっている。

ここで豚を解体して、大きな肉は塩漬けやスモークにしたり、
ハムやソーセージ、ベーコンを作っていたらしい。


天井からぶら下がっている、肉を引っ掛ける鋭いS字フックや、
動物の血を抜くときに使うハンガー状の鉄棒、

Farm house2

中華包丁のようなナイフはそのときの様子を忠実に表現した

Farm house3

展示品なのだが、それだけを見ているとこの部屋は台所なのか、
拷問のための部屋なのかがわからなくなる。

牧畜文化圏の人々は動物を肉として捉え、
つい最近まではほとんどの農家で家畜を屠殺(とさつ)するところから
料理に入っていたということを思い出させてくれた。

今では私たちが魚を丸ごと買ってきてさばくのではなく、
スーパーで切り身を買ってくるように、

牧畜文化圏でも商業化が進んで、肉も買ったものしか
見たことがない人も多いだろう。

となると、拷問の方法も変わってきているのだろうか?


と、想像力があらぬ方向へ行きそうになったので、
慌てて手綱を引いて現実に戻ってよく考えてみれば、

この家は農家であると同時に小さな食品工場といってもいいのかもしれない。

 
続く





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Last updated  2007/10/24 01:38:22 AM
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