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ロンドン偏食生活・偏食通信

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偏食の嬢王様

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カテゴリ:偏食思考
総選挙が終わった。
経過結果その後は皆さんの方がよく知っているだろうから割愛。

驚く人もいるかもしれないが、私のように
日本に住んでいない日本人にも選挙権がある。

渡英した直後はちょうど在外邦人に選挙権を、という運動が
ピークになっていたこともあり、

日本で卒業した大学の関係者がその運動に携わっていた
という義理もあり、

ITオタク学生だった私はできることだけを手伝っていた。


再び選挙権をもらって最初の選挙は登録した選挙管理委員会に
投票用紙を送ってもらう自分で郵送式の投票だった。

この「登録した選挙管理委員会」というのが微妙で
本籍や家族の住所ではなく、


日本を出る前に最後に居住していた地域の
選挙管理委員会に属することになる。

私の場合は、埼玉県浦和市だ。

それはいい。
浦和には愛着があるから。


しかし「私が住んだ市は、私が離れた直後に政令指定都市になる」
という変なジンクスにより、紆余曲折の後、

埼玉県さいたま市浦和区になり、
「埼玉県浦和市選挙管理事務所」はもう存在しない。

が「在外選挙人登録証にあるのと同じ住所・選挙管理事務所宛に」
書類を出すようにと指導され、半信半疑だったが、
ちゃんと投票用紙が戻ってきた。

でも、さすがにもう今はだめだろうな、と思っているし、

在外公館(ロンドン日本国領事館)でも投票させてくれる
ようになったので、領事館まで投票に行っていた。

今回もそのつもりだった。


8月20日から23日までの4日間、
朝9時半から夕方5時のうちに投票するのだが、

時間を間違えて、到着したのは門が閉まった17分後だった。

土日もあいているとはいえ、そこはやはりお役所だった。


本当に投票してほしいのかよ?


と思いつつ、やっぱりどこかで線を引かないといけないからね、
と、実のところ、どこに入れようか決めかねていたこともあり、

ちょっとホッとした気持ちを隠しきれずに領事館に背を向けた。


今まで、
歴史に残るといわれていた大きな選挙はほとんど選挙権がなく、
羨ましい思いでみていたのだが、
これはそれらに匹敵する初の大きな選挙だったというのに、

それも選挙権があるにもかかわらず、行使しなかった
最初の選挙となった。



国内での投票よりも1週間早く在外邦人の投票が終わった後、
日本国内では選挙戦が加熱し、
BBCでも報道し始めた。

この時ほど「内地」「外地」という古い言葉が
自分の中で鮮やかに実感できたことはない。


「外地」にいるから早く投票しなければならず、
「内地」の実情を感じ取れない。


今時この言葉を使う人は少ないだろうし、
嫌なイメージを持っている人も少なくないのではないかと察するが、

100年近く前の、顔も知らない、親戚でもない日本人の
気持ちに妙にシンクロしてしまう。

そのきっかけが中道左派が圧勝した選挙っていうのが、
なんだか意味深なんだけど。



お手数をおかけしますが、コメント・感想は目次ブログにお願いします。





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Last updated  2009/09/04 03:49:31 AM
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