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元ロンドン新(米)所長→現ハノイ所長日記

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2010.10.27
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カテゴリ:フランス

さて、今日は、日本でも話題になっているフランスのストについて書いておこう。

ことの発端は、公的年金制度改革。高齢化の進展による財源問題の解決を目的として、年金受給開始の目安となる法定退職年齢を現行の60歳から62歳に、満額受給年齢を65歳から67歳に引き上げることなどが盛り込まれており、この法案が10月11日に一旦上院を可決すると、翌日には、全国で320万人が参加するストライキが決行された。

その後も断続的に全国でストライキは続き、特に、製油所のストの影響が甚大で、一時は全国の3分の1近くののガソリンスタンドが供給停止に追い込まれたようだ。

はっきり言えば、フランス人は(ギリシャ人と並んで?)世界一ストライキが好きな国民だと思う。まあ、フランス名物だと言えるかもしれない。

はじめのうちは、TVの映像を見ている限りでは、参加者のうちの多くはお祭りに参加しているような雰囲気であった。

今回の特徴としては、テーマが年金制度改革であるにも関わらず、多くの高校生が授業をサボってストライキに参加したことも話題を呼んだ。14日には、労組発表によれば1000校以上で校門封鎖などの抗議活動が行われたらしい。

まあ、実際には、憂さ晴らしや遊び気分で参加したものも多いとは思うのだが、一部の高校生達は、「高齢者に早期退職を!若者に就業を!」というプラカードを掲げ、年金支給年齢の引き上げは若年者失業問題を深刻化させると主張しているという。これは中々に複雑な問題だ。

欧州の他国の状況などを見れば、この程度の緩やかな制度改革で、これほどの抵抗を見せる国民性には、ちょっとした驚きを禁じえないのだが、治安部隊と応戦する高校生を見ていると、草食系と呼ばれ、バーチャルな世界でしか勇ましいことを言えない日本の若者が心配になったりもするから、これまた複雑な気分だ。

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Last updated  2010.10.28 04:02:05
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