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カテゴリ:奄美の自然
今日は旧暦1月1日。一年の始まりの日です。
新しい月の暦が始まるその日に、奄美を作った男女2神 アマミコとシニレクが降りてきたといわれる湯湾岳(ゆわんだけ)で こんな光景に出会いました。 世界で奄美と徳之島にしか生息していないと言われる固有種の ’アマミノクロウサギ’の死体。 発見した方によると、たぶん野犬に噛まれたとのこと。 この地帯には、もともと犬は生息していないはずです。 どいうことは、誰か人間が野に放した犬が野生化して この辺りにやってきているということになります。 その犬を手放した人は、もしかしたらとても複雑な事情を抱え、 どうしても自分で飼えなくなって、誰か買ってくれる人を探したけれども どうしても見つからなくて、保健所に連れていくのは忍びなくて 泣く泣くそうしたのかもしれません。 でも、預かった’いのち’に対する責任を最後まで負わなかったせいで、 新たな犠牲を生みだすことになってしまいました。 そして、この犬が捕まらない限り、今後被害はさらに広がる可能性があります。 これはペットに限った事ではありません。 私たちが地球から預かった’いのちを生みだす大地に’たくさんの薬を撒き、 水や空気を汚し、自然にできる以上の量の作物を無理して作って、その結果、 出来た作物を日本人は毎日大量に捨てています。 もしかしたらそのせいで、次世代には何の作物も育たなくなるかもしれないのに・・ 私たちが毎日口にする食物がどこの場所でどんな人にどんな風に育てられ、 どういう経路を経て、料理をする人のところに行き、そしてどんな調味料を使って どういう風に料理され、そして余ったものはどうなるのか? ちゃんと言える人は、日本に今どれだけいるのでしょう? こういった’いのちのつながり’を忘れてしまったことも 自分が一度は飼った犬をどこかに放してしまうことも、 どこかつながっているような気がして仕方ありません。 そんなことを、ここ奄美で考えました。 そうだとして、それでは私は何をしたらよいのか? 私にできることはなんなのか? よく考え、そして行動に移していきたいと思います。 とうとがなし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.23 20:23:37
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