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2019.04.18
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カテゴリ:宝塚
他の話題の下書きをしたり、突然の体調不良で全く書けない日があったりしている内に、いつの間にか観劇から1週間以上経っていた。
宝塚大劇場での月組公演も終わり、明日からはもう宙組公演【オーシャンズ11】と、若干タイミングを逸した感があるが、何とかレビュー【クルンテープ 天使の都】の感想を書き上げた。



今回のレビューは、個人的にはかなり良かった。
オープニングから宝塚の華やかさとタイの煌びやかな装飾が見事に嵌まり、荘厳華麗な異国情緒に溢れている。
眩(まばゆ)いほど黄金色に彩られていても嫌味が無いのは、その表現が仏教信仰に基づいたものだからだろう。

珠城りょうと美園さくらに純朴なイメージがある事も、ただ派手なだけではなく、どこか敬虔な雰囲気を感じさせる要因になった。
並んで立つ2人は本当に幸福そうで、僕は何となくブータンの国王夫婦に重ねがら見ていた。
そのせいもあってか、僕の中で今回のレビューは「幸福度No.1」という副題が付く事に…(笑)。


たまきちと美弥るりかの並びも美しかった。
特に、第10場『ブーア(蓮の花)』は、この世のものとは思えない幽玄さで、2人の魂が昇華されるかのような演出が涙を誘う。
正に、一蓮托生と呼ぶに相応しい場面だ。

涙を誘うと言えば、美弥るりかの銀橋ソロ・第21場『マカプジャ(万仏祭)』も素晴らしかった。
ここの楽曲は公演の途中に変更されるというハプニングがあったが、2回目の観劇時の方が感動が大きかったので、個人的には変更されて良かったのかな、と思う。
(DVDで映像として残る事を考えれば、尚更だろう)

もう1曲変更された第11場『ケングエング(元気)』も、どちらも楽しかったので特に問題無し。
曲そのものよりも、千海華蘭のダンスがキレッキレだったのが、一番印象に残っている(笑)。

ところで、3年目の真実だが、宝塚を観始めて実はあまり歌詞を聴いていない事に気付いた。
中学生の頃から洋楽ばかり聴いて来たせいか、ヴォーカルは「楽器」の一つと捉えるようになっていて、どうしても歌詞の内容より歌唱力や音色に注意が向いてしまうのだ。
更に、洋画は字幕が出るので、余計に歌詞に意識を傾ける事をしなくなってしまっていた。
ミュージカルを鑑賞する上でこれは明らかに致命的で、これから直して行かなければならないと再確認した。


場面は前後するが、月城かなととARIによる第7・8場『ルンム(若さ)』でのムエタイもコミカルで楽しかった。
しかも、結構長い時間で、ファンとしては嬉しい限り。

朝美絢とのコンビも良かったが、月城とのコンビも大人っぽい雰囲気が出ていて良い。
今のところ、ショーではコミカルな役回りが多い2人だが、今回のたまきちと美弥のように、いつか彼らが妖艶に絡むシーンも観てみたいものだ。

そして、驚いたのが、第12場での輝月ゆうまの歌唱力だ。
これまで、彼女の歌には特に注目していなかったが(…失礼)、ここまで伸びやかに歌えるとは知らず聴き入ってしまった。
表現力もあって、1人でも充分に舞台を埋められる存在感を持っている。
男役でのソロもぜひ観てみたい。


ソロと言えば、第9場の風間柚乃も爽やかな歌声を聴かせてくれた。
新公主演も大好評だったようで、これから更なる飛躍が期待される。

とは言え、まだまだ若さは隠し切れない。
男役としても決して大きい方ではないので、舞台上でいかに自分を大きく見せるかを研究して行けば、やがて本当の意味で目が離せない男役になるだろう。


第17場『ライキンドクン(傷)』で女役を務めるARIは、何度観ても感動する。
単なる女装ではなく、たまきちの恋人役として女心をしっかりと表現しているのが素晴らしい。
一方、第15場や第22場では男役として格好良い群舞を見せてくれて、最初から最後まで極上の時間を過ごす事ができた。
DVDでどこまで彼女の表情がクローズアップされているかは不明だが、【カフェブレイク】での映像と併せて楽しみたいと思う。

それ以外の場面も月組ファンとしては印象深いものばかりで、更にARIの成長記録としても、ぜひこのDVDは買わなければならないと実感した。

ありがとう!!





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Last updated  2019.04.20 21:29:48
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