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カテゴリ:トレーニング関係
少し前から、ドッグダンスをやりたいという飼い主さんとトレーニングを始めました パートナーは、ダックスのクッキー君 クッキー君は、お部屋ではこんな感じで、前脚のみで移動をしているが、お散歩はカートを使い元気に歩いてます 以前、一緒にK9ゲームに参加したのだけれど、その後も元気に過ごしていてくれて、ドッグダンスをレッスンするという目的を持ち、さらにクッキー君とのコミュケーションを深めたい とのご希望いいじゃない やってみましょう 数回のレッスンで、たくさんの難題と素晴らしい進歩がありました 話は変わりますが、障害がある動物(TOMDOGは犬ですが)のトレーニングは、確かに大変だと実感しています ただ、しつけ&トレーニングをする事で、そのワンちゃんのQOL(生活の質の向上)を上げることが出来るはず そう思いました もちろん、何もせずとも学習はしますから、それはそれで良いでしょう 障害を持つ犬・・・ 人もそうですが、パターンはそれぞれですよね クッキー君のように、途中から病気でカート生活を併用していたり、生まれつき何らかの障害を持っていたり・・・ 明らかに、見た目で障害を確認出来る場合もあれば、生活していて(成長の過程で)何だかおかしいと気が付く場合もあるようです A この子、ドジなのよね~ よくモノにぶつかるし B 途中から引き取ったのだけれど、異常興奮するから、激怒症かしら? だって、パニック状態になるのよ~ A の場合、もしかして目が見えてない(見えずらい)かもしれません B の場合、もしかして耳が聞こえてないかもしれません そんなことに、気が付き問題行動ではないんだ・・・ という見極めのチャンスに出会えた犬達は、そこで精神的安心感を得られると思います まずは、飼い主さんが気付くことが大切ですが、見極めが難しい場合がありますよね TOMDOGは、以前、全盲の犬をトレーニングしたことがあります ヤンヤン君とコナ姫 ヤンヤン君は、生後4ヶ月に見えていない事が発覚したワンちゃん 飼い主さんが忙しく、ヤンヤン君との時間が取れないので、普通に生活出来る様に~との依頼 引き受けたものの、途方に暮れた1日目 1ヶ月は、ほぼ観察とトリーツへの意識付けの様なベース作りを確信もなくしました 観察しているうちに、臭覚と聴覚がスバ抜けていることに気が付きました もちろん、リードを付けて散歩などとんでもない 音に、臭いに反応しパニックを起こすし、急に触ったり、他の犬がぶつかったり臭いを嗅ごうものなら、ギャンギャン 断末魔の声をあげる始末 モノにぶつかるのは当然ですが、あえて家具もモノもそのままにして、通常の生活のまま過ごしていたら、上手に位置を把握して歩くし、かえってモノがヤンヤン君にとってのキッカケになり、自分の位置を理解していたように思います 音に関しては、優先順位を明確にすることを目標にしました TOMDOGには、聞き取れない程の音を拾うヤンヤン君 全てに、同じレベルで反応して行動していたのでは、冷静になり飼い主さんの意思を聞き取る準備が出来ない訳です ですから、今、聞こえている音で1番に優先しなければいけないのは、TOMDOGの声だよ を理解させることに重点を置いてみました トリーツをもらう事も理解して居なかったので(食事のフードの音には敏感でガッツキます)、手から食べ物をもらえるんだよ~から教えました この事が理解出来てないと、誘導が出来ない もちろん、目が見えませんから、視符(手のサイン)も利用出来るはずもないので、どうなるか?さっぱり分からないままのトレーニング
ボールを追跡して、自分でボールを落として拾ってのお遊び ダン! と言っているのは、下に・・・ と言う意味で、TOMDOGが教えた指示語 下に降りるよ~ とか、下に・・・ の ダン と言うと、ヤンちゃんは、下を意識して階段を降りたりします ついでに下で音を鳴らすと、その反響音でどれだけの高低さがあるか?把握できるらしく、降りる準備には役に立つ情報らしいです 上がるのはアップ
1ヶ月ほど期間があくと、ガイド(ターゲット)なしでは、脚側行進(ヒールワーク)が不安定だが、ある程度おぼえているみたいですね 3ヶ月ほどで、ヒールワーク・スワレ・フセ・コイ・その場で待つ など、声符のみで反応してくれるようになりました 音に反応してついてきてしまうので、ポツンと遠隔で離れると、とても不安で待てなかったりしました 自分の犬ならば、まだまだ可能性を引き出せるところですが、本当に素晴らしい犬に出会いました ヒールワークでは、何処に意識(ターゲットを意識させる)を持たせたら、ポジションが確立するか? で悩みました カートでヒールワークをしているクッキー君も、やはりカートとクッキーままの足のポジションの位置が非常に難しく、何処に意識付けさせるか?が大変なとこではあります クッキー君は、筋力の関係でスタートに遅れがあり、カート使用の為にターンする時にカートが邪魔で、ママの足に当たりスムーズなターンが出来ない感じでしたが、解決する誘導策を見つけてかなりスムーズなターンが出来る様になりましたね 障害を持つ犬のトレーニングは、犬自身の何十倍も飼い主さんが努力すると答えが帰って来ます マニュアルが無い・・・ だから必死にやってみる 熱意は通じるのです 技術はあれば越した事ないけれど、想像して、やってみて、また想像して I訓練所の所長さんに TOMDOGさん・・・ まるで、サリバン先生みたいよ~ と、言われてとても嬉しくなりました あんなにスゴイ女性ではありませんが もしかして、うちの子も障害があるのでは?と思われた方は、トレーナーさんに相談されても良いかと思います もちろん、TOMDOGはいつでもウエルカムです お気軽にどうぞ
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最終更新日
2011/05/07 12:57:42 PM
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