カテゴリ:本
ルーシーです。
配偶者どころか恋人すらいたことないのに 『新・良妻賢母のすすめ 愛としあわせを約束する26章』を読んでみました。 著者がプロテスタント信者でこの本はキリスト教の精神をベースに書かれているそうで、 キリスト教に間接的に触れられると思ったのです。 ちなみに私は最近は、教会の2週間に1回ペースの聖書入門講座に参加しています。
感想を一言で表すと、 男性ってマザコン且つロリコンなのか! です。世の男性に失礼で、すみません。 "家庭の女神と"少女性"を兼ね備えた女性を男性は大切にしたくなる、らしいです。 だから、オタクの世界で母性を感じさせるロリータキャラが注目を集めるのも納得です。 幼女キャラクターに母性を感じることを「バブみがある」って言うんだっけな。 「妻(女性)は夫(男性)に勝ってはいけない。夫(男性)の機嫌を損ねるから」みたいな主張には 良い気分はしないけどかなり同意できます。 人生経験上これは既に学習しています。機嫌を損ねた男の人は怖いものです。 「勝ってはいけない」というより「勝っているように見せたり言い張ってはいけない」ですね。 また、本の途中でよく聖書のある章を読むように指示されているので、 聖書とこの本を一緒に読むことで キリスト教の男女観や家族観に触れることができます。 納得できない主張もいくつかあります。 ①妻は夫に男らしさや感謝の気持ちを言葉で伝えよう 日本人に向いてなさそうな行為です。はっきり言葉にしたら怪訝に思われそう。 ②同性愛の多くは役割のブレがある家庭に端を発する(p.105, l.14より) 著者の偏見に思えます。根拠となるデータが示されていないので私は認めません。 ③男性がリードする世界では、犯罪や暴力、離婚、同性愛が少ない(p.126, l.10) 人類の歴史はほとんどの文明が男性によってリード・支配されている気がしますが 犯罪や暴力つまり戦争はいつもあるし、 日本も同性愛(特に男性同士)は戦国時代などで公然と存在していたらしい。 ④働く女性は働く男性に比べれば大黒柱プレッシャーは少ない 最近の婚活事情では、 男性のほうから家族を養えないこと前提で「共稼ぎ希望」を明示するみたいなので プレッシャーはどちらの性も弱くなっているのではないでしょうか。 ⑤男性並みに働く女性は家事の価値がわかってない そもそも社会が家事の価値を軽んじている風潮にあることが無視されています。 確かに家事をきちんと行うことで家庭の居心地は良くなりますし、 主婦がきちんと家事をすることで男性は仕事に集中し子供は健やかな成長ができます。 しかし、家庭内の家事は金銭を得られないので、 稼げない=価値が軽く見られる となっていると私は感じます。 掃除ロボなども登場しているので社会が認める家事の価値はますます下がってしまいそう。 ⑥妻はできれば外で働かず家庭に専念したほうがいい 家庭に尽くすことは素晴らしいですが 働かないほうがいいってのは心配です。 夫が浮気もギャンブルもアル中もない善良な人だとしても 病や事故や事件で突然帰らぬ人となるかもしれません。 そんなリスクを考慮すれば 妻がキャリアを築くことを著者のようには批判できません。 結論としては、 肉体は男性にはどうしても勝てないし男性は腕1本で私を殺すこともできると知ってるので 男性と張り合うつもりは全くありませんが、 本著の実践通りに男性を全力でヨイショしないと夫婦の幸せが遠いんなら、 どんだけ男の人って心が幼いの?! です。 私モテないから関係ないか。 次回更新日:2月20日(月) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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