人を愛する時に、あなたの視線はどちらを向くのでしょう?
…らしくない日記でスミマセ~ン![雫 雫](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h263.gif)
愛する事にいろいろ迷う友達に、オバサンからの一つの見方です。
ルーちの初恋は片恋だったけれど、
その人が何を見ているかなど全然思わず、その人の事しか思わなかった。
その人が自分を見てくれる事しか願わなかった。
その人と離れても4年間、そんな想いを抱いて泣き続けていた。
今。
人を愛する時、人を大事に思い、その人の事をもっともっと理解したいと願う時、
ルーちはその人の横に並んで、その人と同じ方向を向きたいと思います。
同じものを見つめ、その人の感じる事と自分の感じる事の差を知りたい。
重なる部分、重ならない部分、
それを互いに大事にしたい。
でも同時に。
別の方向も向きたい。
ダンさんの知らない事を見る事で、もっと広い世界を自分の内に蓄え、
またそれを二人で見てみたいから。
お互いの目を見つめ合うのは、恋の初めにはいいのかもしれない。
ルーちもダンさんに振り返ってもらって嬉しかった。
ぞくぞくと心がときめいた。
ルーちもダンさんを見た。
ダンさんの姿が喜び。声が喜び。全てが喜び。
でも。
ずーっとそのままだとどうなったろう。
ダンさんがルーちを見ても、ダンさんしか見ていないルーちが映るだけ。
ルーちがダンさんを見てもそこにはルーちしか見ていないダンさんしかいない。
それは
ものすごく相手を小さくしてしまう。自分を小さくしてしまう。
まるで針の穴からのぞき合っているようで
…とてもさみしい事のような気がする。
『見つめ合う』…それは自分を好いてくれている『他』の認識だったりする。
ルーち以外の事をいろいろ考えるダンさんを見れるのはとても嬉しい。
ダンさんの世界が広がれば広がるほどルーちもその広い世界を見るよ。
広い世界って何もおおぎょうな事じゃない。
秋の美しさを感じる事だったり (ダンさんは秋が好き) 、
長宗我部家についてやたら詳しい事だったり、
あのニュースに対してこう感じるとか、
近所の子供が可愛いしぐさをしたとか、
自分の病気に対してどう思い、感じているかとかいう事だったりする。
それが広がれば広がるほどダンさんは深みを増して、私にとって魅力的になる。
多分、私も同じ事なのだろうと思う。
自分に見てもらう所なんて何も無い…見られて恥ずかしいところばかりだ…
ルーちはそう思い続けて、本当の自分を隠してきた。
そこまで思わずにすむのは、
ちゃんと親や他の誰かに受け入れてもらった経験がある人なんじゃないかな…。
ルーちはダンさんに心を見つめてもらって…現実には聞いてもらってという事になるけど…
初めて、『受け入れられた』と思えた。
だから、
『受け入れたい』
そう思った。
ダンさんの話を一所懸命聞いた。
こんなに人の話を一所懸命聞いたのは生まれて初めてだった。
そして、ダンさんの見ているものを見ていろいろ心に感じた。
それは私の中に新しい世界が、別の世界が生まれていくような感じで。
気がつけば、見つめ合うのではなく、並んで同じものを見るようになっていた。
…感じる事は別の事だってあるけれど、その分私達の宇宙はふくよかなんじゃないだろうか。
ダンさんに出会う前にもっともっといろいろな事を豊かに自分に蓄えられていれば良かった。
その方がダンさんにもっと豊かな『私』を提供できたのに…
仕方ない、済んだ事は。
これからよ。これから。
これからもっとふくよかな宇宙を作っていけばいいじゃないの。
ルーちを見て欲しい時は…耳を引っぱって 「こっち向いて」 と言うわ。 (笑) ![四つ葉 四つ葉](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h053.gif)