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2011年04月23日
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カテゴリ:てんかん
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鹿沼のクレーン車暴走:母親「発作が原因かも」 3年前人身事故、会社に申告 /栃木
                                   毎日新聞 2011年4月23日

◇退職時に
 鹿沼市樅山町の国道で登校中の市立北押原(きたおしはら)小の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、逮捕された日光市大沢町、運転手、柴田将人容疑者(26)が3年前に事故を起こした後、当時の勤務先に母親が「持病を抱えており、発作が事故原因かもしれない」と話していたことが、関係者への取材でわかった。08年12月に柴田容疑者が受けた有罪判決では、事故原因を「仕事の疲れからの眠気」と認定。当時の捜査や裁判の過程で、持病の発作経歴が判明していれば、今回の事故が防げた可能性が指摘されている。【吉村周平、松本晃、中津成美】

 柴田容疑者は08年4月、車で通勤途中に鹿沼市御成橋町の国道交差点で、歩道を歩いていた当時小学5年の男児(9)をはね、右足骨折の大けがをさせ、執行猶予付きの有罪判決を受けた。当時勤務していた会社の男性社長によると、柴田容疑者は入社時に持病を伝えておらず事故後、退職を申し出に訪れた際、母親が持病があることを告げたという。

 また、柴田容疑者はこの事故以前にも勤務中に2回、休日に3回物損事故を起こしていた。いずれも「夜遊びしすぎで居眠りした」「スピードを出しすぎて曲がりきれなかった」などと説明していたという。

 捜査関係者によると、柴田容疑者にはてんかんの持病があり、病院に通院していた。てんかんは脳の神経細胞が突如過剰に活動して起こる、発作を伴う慢性脳疾患。多くの場合は薬で抑制でき、発作時以外は通常に生活できる。以前は運転免許取得の欠格事項だったが、02年の道路交通法改正で過去に一定期間発作がないことなどを条件に、免許を取得できるようになった。

 しかし捜査関係者によると、柴田容疑者は免許の取得・更新時に、持病があることを申告せず、3年前の事故でも「居眠りだった」と話していた。鹿沼署の五月女信夫副署長は当時の捜査について、「担当ではないから分からない」としながらも、適正な捜査だったと話している。別の捜査幹部は「(以前の事故で)持病があったことが発覚していれば、欠格事由に当たり、免許取り消しや保留などをされていた。(今回の事故が防げたのは)当然だ」と話した。

 ◇母謝罪の手紙公開
 柴田将人容疑者の勤務先、建設機械リース会社が22日、同容疑者の母親から届いた手紙を公開した。「持病、執行猶予中の身であることを隠したまま働かせていただいておりました」などと謝罪の言葉がつづられていた。同社副社長の女性(67)は「薬を飲めば発作が起きないことを知らされていれば、飲み忘れないよう注意したのに。(服薬を)怠らなければ、こんなにむごい事故が起きなかったかもしれない」と悔やんでいた。

 手紙は手書きの便箋2枚で消印は20日付け。「いつも心苦しく思っていたのですが、喜んで働かせていただいている(息子の)姿に、親ばかなことに本当のことを話せずにおりました」などと謝罪。息子の代わりに、母親としてのしょく罪の気持ちががつづられ、「これから一生かけて償いたく思います。どうぞ、お許し下さい」と結ばれていた。


「同じ問題繰り返されている」てんかん発作の事故で息子失った男性無念/横浜
                                     カナロコ 2011年4月23日

 2008年3月、横浜市鶴見区で、てんかんの発作で意識を失った男が運転するトラックにはねられ、長男の市立中学2年伊藤拓也君=当時(14)=を失った父親の真さん(47)は、無念さをにじませた。

 栃木県で小学生6人がはねられ死亡した事故。逮捕された柴田容疑者は、持病のてんかんの発作を抑える薬について「事故の前日夜、飲み忘れ、当日の朝に飲んだ」との供述をしている。また、同容疑者は運転免許取得や更新時に持病を申告していなかったという。

 拓也君をはねた運転手は、発作を抑える薬を前夜、そして事故のあった当日の朝も服用していなかった。免許更新時に「発作で意識をなくしたことはない」と届け出ていた。一連の経緯は、今回の事故と、ほぼ似ていた。

 「薬を飲み忘れると、どうなるのか。自覚が足りない。てんかん患者の多くが治療に向き合っている。重要な問題は、本人の責任感の薄さだと思う」

 このような事故を二度と起こさないために、できることは何か。考え続け、出た一つの答えは厳罰化だという。

 運転手には09年3月に禁錮2年8月の判決が言い渡され、実刑が確定したが、複雑な感情は消えてはいない。「(容疑者は)今回亡くなった6人の子どもたちとつながる、何千人もの人を傷つけた。その重さを、感じてほしい」


毎日さん、カナロコさん。コピペご容赦下さいませ。

どんな理由にせよ、法律にそぐわないと知りつつ車を運転しているてんかんの患者さん方。
命は取り返しがつきません。
償いようがありません。

法を守って生きているてんかん患者さん達の自由と尊厳の為にも
このように亡くなられた方々・そのご遺族の為にも
どうか医師の許可がおり、晴れて運転できる日まで車は我慢して下さい。
昔から比べれば待ち時間はひじょうに短くなったはずです。

これを言うのが私にとってもどんなにつらいか。
私も職場で苦しんできた者です。
主人も何度も職をはねられた人間です。
てんかんと言ってあるのにリフトの運転を強要されかけた事もあります。
断って立場は悪くなりました。憎まれました。
出来ないものは出来ないと言って別件でクビになりもしました。
それでも。
人の命を危険にさらす訳にはいかない!
事故って他のてんかん患者の上に迷惑を及ぼす事はできない!
歯を食いしばって生きています。

どうぞ、お察し下さいませ。
皆様のつらい立場、お気持ちを知った上で、切にお願いいたします。ブログ村病気バナー・ヒナ


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最終更新日  2011年04月24日 03時13分36秒
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