遊びたい年頃。
子供たちにとって、ピアノというお稽古は生活の中で位置を占めているのでしょう? 実際、毎日ピアノを練習しているより、お友達と遊んだり、テレビを見たりした方が楽しいに決まっています。 私はコンクールにでる子供達にさえ、毎日2時間も3時間も練習をして。 とはいいません。 集中していれば、30分でも、1時間でもいいのです。 大人の方には、それぞれご事情があるので、レッスンの時間を趣味の一環として 楽しんでもらいます。 幼稚園児や小学校低学年の子供達は、毎日ピアノに触れ、15分~30分位練習する 習慣さえついていれば、みるみる上達していくものです。 そうしていくと、遊んだり、テレビを見る楽しみとはまた違う達成感や、弾く事自体に 喜びを感じていけるものです。 練習が習慣になっていない子供はレッスンが苦痛なはずです。 ト音記号、ヘ音記号の右、左の音符の読み方に苦戦している子供は、 やはり練習が習慣になっていない傾向にあり、レッスンでも地団駄を踏んでいます。 私の恩師はいいます。 ピアノを習うこと=練習すること。 練習なしには、レッスンは成り立ちません。 楽しくレッスンするには、それなりに準備もいるのです。 ただ、ピアノが弾けるようになればいい。それがどんなに、難しい事か。 ですから、ご両親には始めの段階で、家庭でのピアノの習慣を作ってもらえるよう お願いしております。