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テーマ:ニュース(99555)
カテゴリ:癒し
一時期の大騒ぎからすっかり忘れ去られたものは多々あるが、忘れられているだけでその脅威は全く衰えていないものも数多い。AIDSは人々の興味の対象から薄れ、年々コンドームの出荷数が減っている。近畿のある高校の調査では、95年は性経験がある生徒は1割で、うち74%がコンドームを使っていたが、00年には3割が性経験があるにもかかわらず、使用率は50%に下がっていた。当然現在は経験者数はさらに増え、コンドーム使用者がさらに減っていることは火を見るより明らかだ。これは何を意味する数字か?
AIDSウイルス自体は感染力は非常に弱い。だが、性感染症に感染している者に対してはその感染力は一気に増す。現在、日本のHIVウイルス感染者は12,000人程度と言われているが、10代の性感染症患者も人工妊娠中絶も急増している。2010年には若者を中心にHIV感染者数は5万人を超え、爆発的に広がる可能性があるのだ。今現在先進国でHIV感染者が増加しているのは日本だけなのである。スポーツ感覚でSEXをする若者達は、無免許で暴走運転をしているようなものなのである。 そのAIDSについて興味深いニュースがアメリカから入ってきた。ニューヨークの40代半ばの男性患者が、従来とは異なるHIVウイルスに感染している可能性があるというのだ。その患者は発症を抑えるあらゆる抗HIV薬が効かず、数年に及ぶとされている潜伏期間が、感染から僅か2~3ヶ月で発症したのである。 ウイルスというのはDNAもしくはRNAの一種類の核酸よりなるとてもめずらしい生物と無生物の中間的存在であり、結晶化することの出来る微細な粒子で、それ自体では増殖出来ない。生きた細胞を宿主として初めて増殖出来るのだ。大きさは300nm以下と非常に小さく、電子顕微鏡でやっと捉えられる程度。大体、細菌の10分の1、私達の人体の細胞の100分の1くらいである。そして抗生物質に関しては感受性がない。即ちインフルエンザはもちろん、いわゆる“風邪”つまり感冒の90%もウイルスによって引き起こされるが、これらに抗生物質は全く効かないのである。 一時期、風邪で病院に行くと必ず出される抗生物質が無意味であると問題になったことがあるが、ウイルスに勝てるのは体内の免疫だけなのだ。そして厄介なことはウイルスというのは進化するのである。 ちなみに最近話題になっているクロイツフェルト・ヤコブ病の原因である“プリオン”は蛋白質の一種であるが、核酸が存在するかどうかも証明されておらず、電子顕微鏡でも捉えることが出来ない微少さで、構造は全くわかっていない。オートクレーブにかけても死滅せず、生き物なのか物質なのかもはっきりしていない。 こういった病原体は最近どんどん強くなっているように思われる。ウイルスやプリオンだけでなく、普通に何処にでも存在する細菌が、とてつもない毒性を持つようになって我々に牙を剥いたりする例が増えている。 私は思うのだ。自然にも自己治癒能力がある。地球に害を為す者は地球の免疫機能によって淘汰される。自然は確かに何かを駆逐しようとしている。私達の暮らしの何が間違っているのだろうか? 現代医療の方向性が間違っていることの一つであることは疑いようがない。私達の体を治すのは医者でも、薬でも、手術でもない。インナーヒーラーのみが体を治すことが出来る。それを認めない限り病気は増え続けるし、手に負えない病はこれからも出てくるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/17 09:48:46 PM
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