LOGOS　OF　LUPRIA

　昨夜、いつも通りの仕事を終えた後、治療院としての患者を真駒内へ迎えに行き、自宅で治療。原因がメンタルなことだけにじっくり話をする必要もあったので、帰りも家まで車で送っていく。かなり難しい問題を抱えている子だったが、なんとか乗り越えて欲しい。今時めずらしいのだが、あまりにも純粋すぎるが故にその傷も深いのだ。

　やっと雨が降ったと喜んでいたが今朝になったら雪に変わっていた。ただでさえ毎日、ラリーのような道なき道に苦しんでいるのに、これ以上ぬかるみを増やすのか・・・　案の定、午前中の訪問先の前で１０メートルくらいの間、止まったが最後絶対に出られないだろうなあという雪のぬかるみがあった。思いっきり加速してモーターボートのように雪しぶきを上げながら、前後左右にバウンドしながら突っ切る。どうにか車の勢いがなくなる前に渡りきった。
　施術を終えて出てくると、後方でそのぬかるみのど真ん中で車が一台止まっており、おじさんがドアを開けたままスコップを持って途方に暮れていた。残念ながら助けてはいられない。時間もないし、あの中で車を押したとしたら間違いなく下半身はベチャベチャになる。他人の家に訪問する仕事でそれは選択出来ないのだ。
　それでも一日どうにか乗り切った。一週間の終わり、解放の時である。久し振りに帰りに銭湯によって疲れを癒した。ここ最近は祭日はずっと稼働していたのだが、祭日は営業するものだと思いこまれても困るので今回は休むことにした。３連休である。残念ながら泊まりがけの旅行に行くようなゆとりは全くない。しかし、悪路に疲れ果てた心身を癒す為、日帰りでも少し遠出をしようかと思っている。どこがいいかなあ、白金温泉？　雪のない道南の方がいいかなあ・・・　考えるだけでも幸せである。