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盲腸妊婦の日々。blindtarmsinflammation

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September 8, 2005
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パパのステージア事故から一週間とちょっとした頃、
私はなんとなく、ほんとうになんとなく、自分の変化に気づきました。
そこで、検査薬を買ってきて、試してみると陽性反応が出ました。
その時の感想は、

「そっか。」

という、感動も動揺もなく、事実確認をしたって感じで・・・。
パパにいつ報告しようかな、と思いつつ、
その週の週末はパパは同僚の友達と京都へ旅行の予定が入ってたので、
いくらなんでも今報告すると、パパの方が動揺しちゃって旅行どころじゃなくなるだろうから、
もう少し後にしようと思いました。

そしてそれからまた一週間とちょっとした後、私たちはTDLに行く予定だったので、
そこでパパに報告する事にしました。

TDLに行く前に、もう一度検査薬を買い、そこでも陽性だったので、
私は一人で産婦人科へ行き、正常な妊娠かどうか調べてもらいに行きました。

訪れたのは新しくできたレディースクリニック。機器も新しいし、プライバシーに配慮されてて印象はよかったです。

で、応対してくれた先生は、松崎しげるとどっちが黒いかな、というほど
なんだかサーファーのような先生で、

「ここに胎芽が見えますね、着床してます。おめでとうございます。」

と、私に妊娠を告げてくれました。

「ありがとうございます。」

と、私も答えながら、初めて対面するちっちゃな命に、
うひゃーという気持ちでした。

それが、後にウルリカとなって、私たちの娘として生まれてきたのです。
そして、病院でもらった超音波写真を手に、TDLへ行きました。
そんな事になっているなどとは、露知らずのパパは、初めてのTDLにうきうきでした。

私はいつ話そうかいつ話そうかと考えてばかりいたので、

「どのアトラクションにする?」

というパパの声に

「うんうん。」

とうなづくだけで、心の中は、でも、乗られない乗り物ばかりなのよ・・・。と
思っていました。

で、スペースマウンテンの前のベンチに腰かけ、パパに超音波写真を差し出して、

「あのね、赤ちゃんできたみたい。」

と、告げました。

その時、パパは

「え?本当?。」

と、動揺してましたが、私が、

「で、どうする?」

と聞き返した時、

「産んで育てようね。」

と言ってくれました。

こうして、ウルリカはその日初めて、パパとママに存在を認められたのです。





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Last updated  October 11, 2005 09:08:00 PM


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