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テーマ:ニュース(99486)
カテゴリ:時事・ニュース 海外
最近のニュースはイラクでの外交官二人の死を連日トップで伝えている。このニュースは日本だけではなくて、中東や英国などでも伝えられている。アメリカではバウチャー報道官が、二人の仕事振りに対して敬意を評していた。だが最後に自衛隊派遣がこれで無くなる事はないだろうとも、付け加えていた。
二人の外交官の遺族が遺体を隣国のクウェートからロンドン経由で日本に戻ってくる。二人の現地での仕事振りは立派なものだったそうだ。この前線で働く二人を失ったのは大きな損害だ。小泉首相は、自衛隊の年内派遣に関してまだ明確な方針や時期を表明していない。派遣には決して反対ではないが、やはり国民に対してきっちりとした説明をしないと国民も納得しないだろう。 この二人の殺害の前にバグダッドの日本大使館では銃撃戦が発生したばかりだった。昨日の外務省の会見では、在外公館の警備に自衛隊を使えるように検討したいと述べていた。川口外相もたまには的を得た発言をするのだなと思った。でも福田官房長官はその案の検討は否定していた。 米国大使館は確か海兵隊が警備していると記憶している。日本大使館も治安が不安定な国では、やはり何らかの形で自前の警備が出来るのが理想的だ。かつてはペルーの日本大使館で立て篭もり事件が発生、結局は現地警察が(軍隊だっけ?)突入して解決した。これだって出来れば現地国の助け無しで解決したかった。 外交官は確かに先進国での駐在は命の危険はまずないだろう。だが今回の様に紛争地のイラクでは何時命を狙われるか分からない。そんな危険な地での任務にはやはり同国人の警備が必要だろう。今回の移動は警備をつけない丸腰状態だったが、これは警備を付ける事で標的にならない様にとの配慮だったそうだ。だがその考えは逆の結果を生んだ。警備をつけても現地人の警備担当が、テロリストと繋がっているケースもあるので100%信頼するわけには行かないそうだ。今回の襲撃も、日本人と分かっていての襲撃か外国人なら誰でも良かったのかまだ結論は出ない。 ■後日談~12/05 二人の遺体が日本に戻ってきて、警察による司法解剖がされた。体中に銃弾を浴びていたそうだ。帰国後二人は2階級特進が発令されたが、彼らの死が無駄にならない様に国は出来る限りの支援をして欲しい。そうしなければ二人の優秀な外交官の死が無駄になってしまうからだ。 ■後日談~12/08 二人の外交官の葬儀は外務省葬として執り行われた。同日に同様にテロで亡くなった、スペイン人の場合は国が迅速に対応して国葬として執り行われた。この差はナンなんだろうか?。二階級特進位でお茶を濁しては絶対ならない。 二人の葬儀も国葬かそれに順ずる形で行えなかったのか?。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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