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2005.11.03
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テーマ:洋楽(3288)
カテゴリ:音楽
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stevie wonder

曲目
1.If Your Love Cannot Be Moved(feat.Kim Burrell)
2.Sweetest Somebody I Know
3.Moon Blue
4.From The Bottom of My Heart
5.Please Don't Hurt My Baby
6.How Will I Know(feat.Aisha Morris)
7.My Love Is On Fire
8.Passionate Raindrops
9.Tell Your Heart I Love You
10.True Love
11.Shelter In The Rain
12.So What The Fuss
13.Can't Imagine Love Without You
14.Positivity(feat.Aisha Morris)
15.A Time To Love(feat.India.Arie)


【アルバム発売騒動に終止符?】
スティービー・ワンダーの新譜が遂に発売となった。前作は1995年の「Conversation Peace」で10年も新譜が途切れていたことになる。その間には2枚組のライヴ盤と、ベスト盤は出ていたが完全な新譜は10年も待たされたことになる。
10年の間にはサントラ盤へ参加、他のアーティストとの共演、来日公演などで穴埋めされていた。
そして今では誰も驚くことがなくなった、度々発生するスティービーの新譜騒動である。私は記憶しているだけでも、この10年間に最低でも3回位はCDショップで発売予定が組まれていたと思う。タイトルもその都度違ったと思うし、延期を繰り返しているうちにリリース予定から消えていくというパターンを繰り返していた。
今回も今年の冬に一度リリース予定が発表されて、それが春頃に延期になる。春の時期が来て、一部の曲がシングル扱いでリリースされるがアルバムは一向に出る気配がない。そうこうしているうちに、今度はハリケーン「カトリーナ」上陸によるニューオーリンズの被害に関する曲を録音するとかで再々..度延期に。
そしてやっとこの時期になって発売された。日本盤の解説には、春の発売時の曲のリストが掲載されていたが、その時と数曲差し替えられてのリリースとなった。
こうして1980年代以降から恒例となっている、スティービーの新譜騒動は一度幕となった。次の新譜発売時も、また同様の騒動が起きたりして...。
【このアルバムについて】
1曲目のIf Your Love Cannot Be Movedはキム・バレルなる女性との共演となっているが、私はこの女性の経歴は知らない。ライナー・ノーツにはアリーシャ・キーズと共演と書いているが、どうやら違うようだ。キム・バレルはゴスペルシンガーとのことらしいが、彼女の名前は始めて聞いた。'70年代のスティービーの作風に見られた、重厚なストリングスを配したナンバー。2曲目のSweetest Somebody I Knowは逆に'80年代以降に見られる作風を思わせる曲。スティービーのハーモニカが随所に聴けるナンバーで、ラストには子供の声が入るがこれは誰のか?
3曲目のMoon Blueは終始淡々とメロディが展開するナンバーで、「Ribbon In The Sky」を何処と無く感じさせる。ピアノの音色とコーラスが不思議な雰囲気を構成している。4曲目のFrom The Bottom Of The Broken Heartはスティービーの持っているポップな味が前面に出ている。ハーモニカとコーラスが重なり合う様子は正にスティービーの世界である。
5曲目のPlease Don't Hurt My Babyはビートの効いたメロディーにホーンセクションが絡むブラック色の強いナンバー。6曲目のHow Will I Knowは愛娘アイシャとのデュエット・ナンバーで、このアルバムの中でも話題性が強い一曲で、二人でしっとりと歌っている。
7曲目のMy Love Is On Fireも前曲に続いて落ち着いたナンバーで、ヒューバート・ローズがフルートで参加している。メディアム・スローな雰囲気の中でこのフルートがいい役目を果たしている。8曲目のPassionate Raindropsは、'70年代に見られた作風にも通じる一曲だ。
9曲目のTell Your Heart I Love Youはポップな中にもR&B色を感じる一曲で、ボニー・レイットがバックコーラスで参加している。ほぼ全ての楽器をスティービーが弾いていて、何とスライド・ギターにもスティービーの名前がある。10曲目のTrue Loveはスティービーのピアノに、リッキー・ローソンのサックス・ソロが効果的に絡んでいるスローなナンバー。
11曲目のShelter In The Rainは昨年ガンで死去した元妻のシリータ・ライトへ捧げた曲とのことだ。書かれたのは彼女が死ぬ前だったそうなので、死期が近いことを悟って書いたのだろうか?12曲目のSo What The Fussはアルバム発売が噂された春頃に先行シングルとして発売されて、PVもネットで流れていた曲。このアルバム収録曲内でもっとも強烈なビートを持ち、R&B色が強く出ている。ギターにはプリンスが参加していて、スティービーが彼に声を掛けてギターを弾く様子が伝わってくる。バックヴォーカルには女性コーラス・グループのアン・ヴォーグが加わっている。
13曲目のCan't Imagine Love Without Youはスティービーらしいラヴ・ソングを力強く歌っている。アレンジが何処と無く映画音楽のようにも感じる。セッションマンのグレッグ・フィリンゲンズがピアノで、ネイザン・イーストがベースで参加している。14曲目のPositivityでも愛娘のアイシャ・モリスが参加している。だが親父スティービーが全面に出ているので、娘の出番は控えめながら親子で弾むように歌う姿は何だか曲調と相まってホノボノとした様子が伝わってくる。
ラストのA Time To Loveはこのアルバムの表題曲であり、インディア・アリーとの共作曲だ。重厚なストリングスに打楽器を用い、ウズベキスタンやナイジェリアやプエルトリコやインドのアーティストをバックに起用しているようだ。何処と無くそうしたワールド・ミュージックの雰囲気が最後まで漂っているのを感じることが出来る。
更に、ここでの話題はインディア・アリーとの共演もそうだが、ポール・マッカートニーがアコギとエレキ・ギターで「地味に」参加している点だ。アルバムのクレディットでは、ポールのパートはロンドンで録音されたことになっている。最後の感謝の言葉にも、ポールには「サー」の称号付で、「貴殿は快く私の申し出を受けてくれて有り難う」と記されている。
【このアルバムを聴いた感想】
世界中の多くのファンをやきもきさせたアルバムが10年ぶりに発売された。その間は単発的にサントラや共演曲が有ったものの10年は長かった。今回の作品は彼の長いキャリアを振り返るかのようなナンバーから構成されている上に、旬なアーティストとの共演や愛娘とのデュエットなど話題も提供している。
サウンド的には特に目新しいことは無いが、スティービー・ワンダーというミュージシャンが一つのジャンルなので彼が紡ぎだす音楽を我々は素直に受け入れたいと思う。
次は来年の早い時期の来日コンサートを明言しているので、その時期を楽しみにしたい。
【バック・ナンバー】
1.BOBBY CALDWELL「PERFECT ISLAND NIGHTS」
2.DAVID PACK「THE SECRET OF MOVIN' ON」
3.PAUL McCARTNEY「CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD」
4.JOHN LENNON「WORKING CLASS HERO-THE DEFINITIVE LENNON」
5.CREAM「ROYAL ALBERT HALL-LONDON MAY 2-3-5-6 2005」
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自己PRコーナー
紅葉には少し早いけど、深まり行く秋の景色をご覧下さい。
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Last updated  2005.11.04 01:43:56
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