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【問題点】 WBCは2006年に続いて今大会が2度目の開催とまだ若い世界大会である。野球にはラグビーやサッカーのような世界規模の大会が従来は五輪しかなかった。 五輪しかなかったというのは、プロが参加する大会という意味であり野球にもW杯やインターコンチネンタル杯など国際大会は多いが、それらの大会は主にアマのトップクラスが参加する大会でトッププロは参加しない。 その唯一のプロ参加の国際大会であった五輪はロンドン大会から消滅する。WBCは五輪に替わる世界大会として、MLB主催で始まった大会で第1回大会も今回の第2回大会も日本が優勝した。 <問題点1>何故、MLB主催? <問題点2>何故、春に開催? <問題点3>対戦方式に疑問あり <問題点4>主催国アメリカにおける選手派遣方法 <問題点5>運営方法 <問題点6>利益配分は? こうして問題点を洗い出してみるとまだまだありそうだが、概ね、上記の点に集約される。 【改善点】 まずはMLB主催である点に疑問が残るが、本来は独立組織を立ち上げて運営するべきだろう。更に、春の開催では選手のコンディションに差が出るので不公平であり、理想を言えば7月中ごろがベストか? 開催時期に関してもMLB側に意向があり、秋はMLBのワールドシリーズが夏は球宴があるので「春の目玉」として企画されたからだ。ただし、春は大学バスケットボールで盛り上がっている時期でWBCへの注目度は低かった。春は予選ラウンドのみとし、球宴前に準決勝と決勝戦を行う分離開催も視野に入れるべきではないか? 今回の「ダブル・エリミネーション」では日韓対決が5回、米国対ベネズエラが3回もあるなどカードに偏りがある。例えば、東京ラウンドで日本は台湾と対戦が無かったし、サンディエゴではメキシコと対戦が無かったがこれで良いのか?やはり、総当たり制にして対戦成績が並んだ場合には得失点差で決めるのが一般的であり、この方が色々な対戦を楽しめるし観戦予定も組みやすい。 選手派遣については球団側の意向が強く働くことで主力選手が参加できないのでは興味を削がれる。 運営方法で言えば、多少緩和されたものの投手に対して過剰とも言える球数制限を設けるなど、野球本来の醍醐味が失われる危険性をはらんでいる。審判構成も多少改善されたが、米国ラウンドではMLB審判員が主審と2塁塁審を務めるなど主催国に有利な編成なのは理解に苦しむ。 利益配分においてもMLB側が儲けるようになっているとのことで、優勝国が最も利益を得るべきだと思う。 この中でも次回大会に向けて、対戦方式は是非再考してもらいたい。同じブロックとの対戦は決勝進出しても2度以内に留めるべきだ! WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞ ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
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Last updated
2009.04.20 22:05:53
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