行政書士マッチャンでございます

　６月１４日８：３８に発生した大地震に遭遇しました。車で走行中、なにやら強烈な横風でも受けたような衝撃を受け、何だろうと周囲を見ると歩道を歩く人々は立ちすくみ、スチール街灯は左右に激しく揺れています。地面や周囲のビルから発するガラガラという音を聞いて、地震だ！とわかりました。車を減速し端に寄せて様子を見ていると自分自身が車ではなく、まるで木の葉の上にでも乗っているようでした。

　揺れが収まってから目的地に向ってまた走り出しましたが、私自身過去に経験している２つの大地震を思い起こしながらどこか大きな被害を受けた地域があるのではないかと心配しながら用事をすませたところです。

　それにしてもやはり携帯電話というものは、このような災害になると役に立たない。災害伝言ダイヤルが稼動したかとiモードをにしてみたのですがつながりません。iモードにできなければ携帯災害伝言ダイヤルサービスなど無意味です。報道では、土砂崩れに遭い立ち往生した車がありましたが、その運転者はアマチュア無線を長年している人で車にも無線機を常時積んでいたので、閉じ込められても連絡ができたとのこと。そして無事救助されました。

　そういえば阪神淡路大震災でも真っ先に神戸の情報が伝えられたのがアマチュア無線による交信。そして今回のこの運転者もアマチュア無線により救助された。アマチュア無線はまだアナログ中心ですが、デジタル通信がこのように先にダウンする状況をみればまだまだ活用できる通信手段であることは間違いありません。

　私も趣味でアマチュア無線をしています。このような状況に遭遇したくはありませんが、その際には命綱として活用していきます。

　災害の犠牲者となられた方々のご冥福と、被害に会われた多くの方々には一日も早い復興をお祈り申し上げます。