中濃 桜風香る
桜の便りが待ち遠しくウキウキする季節です。 この季節になると一眼レフを片手に 北へ北へと毎日のように出かけていた若い頃を思い出します。 訪れる人が絶えない有名な名所桜、春が来るまではその存在も分からぬ山里にひっそりと咲く桜、その土地の人々の生活を見守ってきた桜、色々な桜達 全てが人の心を和ますひとときを与えてくれます。 ゆっくりと愛でたいですね 今回は私の好きな中濃の桜を紹介します。 先ず紹介するのは関市武芸川町の「寺尾の千本桜」です。 岐阜県選定の「飛騨・美濃さくら三十三選」に選ばれています。 岐阜県道59号北野乙狩線の寺尾峠と寺尾地区の間、約2kmにわたる桜並木で、約2,000本が植えられて満開の頃には圧巻です。 見頃は毎年4月上旬から中旬。坂道ドライブも楽しみながら是非どうぞ。 屋台の五平餅や団子は欠かせません 次に「小山観音の桜」です。 小山観音の創建は平安時代末期、飛騨川に浮かぶような小島には木曽義仲の母・若菜御前の守り本尊である馬頭観音を祀った観音堂が建っています。 この辺りの桜の見頃は4月初旬から中旬頃です。着物姿の女性もよく訪れています。撮影スポットでもあります。 春香る川風は心地よく、散りゆく桜(ソメイヨシノ)にも奥ゆかしさがあります。 美濃加茂市内の和菓子屋の和菓子が似合う風景ですね。 最後に山郷に佇む「白川町の水戸野のしだれ桜」を紹介します。 全国名桜百選 県指定:天然記念物 (エドヒガン枝垂れ桜) 指定年月:昭和42年6月 所在地:岐阜県白川町水戸野 こちらは夜にライトアップの姿を見に行かれるのをお勧めします。 目的地までの道のりは遠いですが、その姿を見れば全てを忘れてしまうほどでした。今でもその感動を忘れていません。 儚くうつろう春の時の中で麗しい笑顔を振る舞っていました。 昼間の姿と比べて眺めるのも良いですね 41号線で向かう途中の和菓子屋さん(養老軒、おだまきや)で仕入れた自慢の和菓子と地元の白川茶はベストマッチングですよ。おすすめP.N.コシラミズ ドドスケ