あの世に何度も行きそうになった、おじいさんの話
皆様、如何御過ごしですか?この世の中には不思議な話があるものでして、本日はそんな不思議な御話を致しましょう。わたくしの父方の祖父は、若い頃より生死を何度か彷徨った事が御座いまして、その時の御話です。まずは祖父が16歳の時、大東亜戦争終盤でありまして、祖父は両親の意見を聞かずに自分の意思で少年兵に志願致しました。所が志願した矢先に、腸チフスに感染し隔離。高熱で意識がもうろうとし、寝ているのか起きているのか解らないでいると、実家の隣にある八幡神社で何やら、ぴぃーひゃら♪ぴぃーひゃら♪どんつくどんつく♪笛と太鼓が鳴り響き、ざわざわと沢山の人の声が。「楽しそうだな~。これは八幡様でお祭りが始まったな。お祭り行かなきゃ!」と起き上がってお祭りに行こうとしたら、父親にいきなりブン殴られたそうです。だんだんと意識が戻り状況を見渡すと、起き上がろうとしている自分を父親が羽交い絞めにして押さえつけていたそうです。人の魂が肉体から出て行こうとする時に身体が起き上がり、「まだ行っちゃだめだ!」と押し倒したという話をよく聞きますが、その状態だったのではないかなと思います。次の御話は、祖父が80歳頃にインフルエンザからの重度の肺炎になってしまい、3週間前後の昏睡状態中。先に亡くなった祖母に案内され大きな川へ。川の真ん中あたりに、自分の母親が着物の裾で顔を隠して立っていたそうです。祖父は、子供の頃の姿に戻り「おか~ちゃ~ん!おか~ちゃーん!」と叫ぶと母親は後ろを向いて反対側の川岸に行ってしまうので、「おか~ちゃ~ん!待って!!おか~ちゃーん!」と追いかけて川に入るも、川で溺れてしまいました。川の中であっぷあっぷ溺れていると、「おじいちゃん!!これに捕まって!!」と当時5歳の孫(わたくしの息子)がロープを投げて渡してくれ、それを伝って川を上がったら意識が目覚めたそうです。大きな川は、三途の川だったのではないかと言っておりました。ちなみに、この時の祖父の肺は結核菌で真っ白であり、担当して下さった看護婦さんが知り合いだったのですが、「あの状態で回復したのは奇跡」だとおっしゃってました。最後の御話ですが、祖父が85歳頃に肺に水が溜まってしまい、またもや高熱で意識不明。先に亡くなった祖母にまたもや案内され、どこまでも続く長い長いエレベータに一緒に乗ったそうです。あまりにもエレベータが長いので、「このエレベーターでこのまま行ったらダメだ!!」と急に恐怖が湧いて来たそうで、必死にエレベーター逆走。足が地面に着いた所で意識回復。わたくしたちが、祖父の御見舞に行きましたら、「あのクソババア~。また連れて行こうとしやがって。クソババアが~。」と「クソババア、クソババア」とぶつぶつ言っておりましたので、理由を聞いたらこの話を話して下さいました。祖父も、2年前に本当にあの世に旅立ちましたが、最後はどういう流れだったのかなと考えてしまいます。摩訶不思議アドベンチャー!!㎰.祖父は、あの世に片足突っ込んだ経験が豊富ですが、霊感は有ったのか不明です。あの性格じゃ、霊感は絶対に無いと思っております。それでは皆様、御機嫌よう☆Twitterでは同じ記事を搭載しておりInstagramでは御店の情報を発信しておりますので是非、御登録をお待ちしております☆Twitter マダムfox(@madamefox369)さん Instagram https://www.instagram.com/madamefox369/