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カテゴリ:イスタンブール新発見/再発見
【9月23日・水曜日】 世界遺産の話が出てきたついでに、ローマ時代の遺跡のひとつ、ヴァレンス水道橋をお目にかけたい。 アタテュルク空港からシャトルバスで新市街タキシム広場方面を目指してくると、イエニカプ地点でバスは海岸通りから左にターンし、賑やかな市街地アクサライ地区のアタテュルク大通りに入る。 アクサライの中心は複雑なジャンクションになっており、道が多方面へ分かれているが、タキシムへはまっすぐに進み、立体交差点の地下道を抜けると、いきなり眼前に迫ってくるのが巨大な水道橋の遺構なのである。 イスタンブールの北方、ベルグラードの森の辺りから延々と築かれたこの水道橋は二階建てで、スルタンアフメットの地下宮殿(貯水池)まで続いていたという。いまもイスタンブールから30キロメートル程度の距離にあるケメルブルガス地区の森の中には、同じ形の水道橋の遺構がもっと長い距離で残っている。 交通渋滞の名所でもあるヴァレンス水道橋 ローマ時代ヴァレンス帝によって築かれたと言うこの水道橋は、トルコ語ではボズドアン・ス・ケメリ(灰色鷹の水道橋)と呼ばれ、片側4車線(タキシム方面は現在3車線)の幅広いアタテュルク大通りは、車列がうまく水道橋の脚の下を潜り抜ける造りになっている。 この水道橋のすぐそばには、「シェフザーデバシュ・ジャーミイ」がある。これは日本語には単に皇子のモスクと訳されているが、皇子の長つまり皇太子のモスクという意味で、スレイマン大帝の長男として生まれ育ち、英邁な若者として期待されていたのに、若くして逝った(殺害された?)悲劇の皇太子ムスタファの慰霊のために建てられたという。 バランスの取れた美しい外観 中央ドームの天井 内陣もこのように美しい 正面のミフラープ(メッカの方向を示すへきがん) 去年の秋訪れたときは、長期にわたる修復が終わって公開されたばかり。モスクの内部は非常に美しく、拝観に来てよかったと大いに感動したものだ。 華やかな表舞台に登場しないモスクや建造物の中にも、瞠目させられるものはたくさんある。いつかゆっくりとそれらを見て回りたいものだと常々思う。世界遺産の隣でひっそりと息づいている歴史の遺産の数々を・・・ 憧れのポストニシン様、NHKの番組に登場! アッラーに祈りを捧げるポストニシン 「世界遺産への招待状」 トルコ編 9月28日(月) 午後10時 NHK総合 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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