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カテゴリ:チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし
【6月24日・日曜日】 チュクルジュマ界隈は坂が多くて年寄りが住むには好適、とは言えないが、まずまず平穏でよいところである。このあたりはイスタンブール新市街の最も古い居住地で、オスマン朝時代は現イタリアのジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国の人々が住んでいたところである。 しかしながら歴史はもっとさかのぼり、ローマ時代のサルヌチ(地下貯水池)を備えた家が沢山あったことが知られている。 そしてここにもいたるところにソカク・ケディシ(道猫・つまり野良猫)がいるわけで、わが家の裏庭にやってくる顔ぶれも、総大将のマッシモを頭に十数匹。 もちろんいつも微妙にメンバーは入れ替わっているが、マッシモは2006年の6月12日生まれなので満6歳、堂々たるマハッレ・アース(地域のボス)である。 裏庭の猫達。マッシモは撮影後に現れた。 このところ台所の窓を開ける度、楽しみにしていた柿の実が、20日の朝、落ちてしまっているのがわかった。ちょうどマヤがけがをした18日の真夜中から、柿のことは念頭から飛んでしまっていたが、20日の朝、ふと見るとヘタしか残っていなかった。 しばらく前から見守ってきた柿の実、ふと気がついたらヘタしか残っていなかった。 マヤが手術を受ける日の朝のことなのでちょっとがっかりしたが、そのあと何気なく寝室に入ったら、たたんだ毛布の上にこれも枝から落ちた柿の実が1個、落ちるときにほかの枝にぶつかったかで、地面ではなく、窓からわが家に飛び込んできたらしい。 東側の窓を開けておいたら柿の実が飛び込んでいた。 もちろん、台所のいつも見ていた実ではないのだが、なんだかマヤにとって縁起が悪いと思っていたのが少し解決したようで嬉しくなった。 この柿の木からはアトムやその息子で弟でもあるイスタブリットがよくジャンプして飛び込んできたものだ。 柿の実が飛び込んで来たのは初めての出来事だった。 お知らせ ◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます! イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。 ネットショップ 「リュレタシュ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年06月24日 06時01分30秒
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