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カテゴリ:イスタンブールで人と会う
【6月2日・火曜日】 今日は、かねてから注文しておいた豆腐や納豆を受け取りに、エルマダー方面に出掛け、久々に縁さんと出会った。豆腐を幾つも買ったのにはわけがあって、アンタルヤから昨日6月1日に戻って来た岡崎さんを歓迎するために、今日は夕方7時頃から美樹さんと万里子さんが来てくれることになっていたからである。 岡崎さんは丸々1ヵ月、暑いアンタルヤで働いて戻ってくると言うので、私も彼の好きな豆腐や納豆の純和食で、懐かしいイスタンブールの友人達も交えておもてなしをしようではないか、と先日から考えていた精一杯のメニューである。 岡崎さんは今日の夜中に日本に帰国する編集係の方々を、夕方まで案内してアジア側などを巡り歩いたので、ちょっと遅くなり8時近くなって登場、皆さんそれぞれ、飲み物をたっぷり持参して来てくれたのだが、女性陣はジュース系、ビールは岡崎さんが重たいのに6本も抱えて持って来てくれた。 美樹さんが岡崎さんに花束を贈呈、万里子さんの持参した高級ポテトチップ「プリングレス」や、家にあったレブレビー(炒りひよこ豆)などをおつまみにしてビールで乾杯、来客に雑談をして貰っている間に、私がおからに鶏肉、蒟蒻、タケノコ、ヒジキ、ニンジン、青ネギなどを刻んで入れ、甘仕立てにして煮込んだ。 豆腐は冷や奴にして、1人半丁ずつ。生姜を万里子さんにすりおろして貰い、刻みネギを載せて小鉢に入れてテーブルに出すと、「すご~い」と歓声が上がる。食べたくてもめったに食べるチャンスのない貴重な豆腐、今日は幾つも買って重かったので、往復ともタクシーを奮発してしまった。 後は納豆に刻みネギとカラシと醤油を入れ、こちらは美樹さんによくかき混ぜて貰い、今日のおかずはすべて大豆製品のオンパレードである。 最後に豚汁を作るつもりでいたが、もとより豚肉は普段手に入らないので、鶏ガラでたっぷりと出汁を取った。味噌は切らして久しいので、インスタントみそ汁の小袋の味噌を幾つも開いて使ったのだった。 みんなで乾杯、お帰りなさい、岡崎さん。 皆さんが大喜びだったおからの煮物。私が席に着いた時は既に売り切れ寸前に・・・ ご飯も炊けていたのに、食べたのは岡崎さんと私だけでした。 美樹さんからのお花、岡崎さんは喜んで受け取った後、私に寄贈してくれました。 10時過ぎまで賑やかに話がはずみ、名残惜しいがアジア側に帰る2人が10時半には家を出た。すると岡崎さんが「じゃあ僕は、台所の皿を洗いますよ」と台所に行こうとした。 「なんでよ、今日はお客様だからそんなことしなくていいのよ。皿は後で私がゆっくり洗うから大丈夫!」と言って、もう一度席に着きわが家にあったビールを開けて、2人が共同して働いた通訳仕事の終了を祝った。 アンタルヤにいる間何回か、ホテルの厨房を借りて20人分以上のカレーライスや、うどんを作って撮影隊の皆さんに喜ばれたという岡崎さんは、今度の仕事でもきっと通訳としての自信も付けたと思う。 でもやはり最終的には、もう幾年もかけて研究中の、トルコの郷土料理についての実地調査を完成させ、いつか、フィールドワークの集大成である自分の本を出すまで頑張ってほしい。 岡崎さんは12時少し前、タキシム広場の近辺にネット予約した、というホテルに帰って行った。陽子さんが来週イスタンブールに戻ってきたらまた一緒にわが家を訪問してくれるとのことである。 アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年06月06日 00時39分15秒
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