2626923 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

madamkaseのトルコ行進曲

madamkaseのトルコ行進曲

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

madamkase

madamkase

Calendar

Favorite Blog

オヤ専門用語をトル… New! mihri-kilimさん

今年度の町内会費を… New! marnon1104さん

さくらの中の神戸ハ… 47弦の詩人さん

絨毯屋へようこそ  … mihriさん
Laleのアンカラ徒然 KirmiziLaleさん

Comments

 marnon1104@ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
 marnon1104@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
 madamkase@ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
 madamkase@ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
 madamkase@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…

Freepage List

Headline News

2016年10月04日
XML


【10月4日・火曜日】


 9月27日の夕方来訪予定だったアンカラのミチコさんと、コンヤのユジェルさんの都合が合わず、1週間予定を延期して今日の夕方わが家を訪問することになったため、さぞかしきれいに掃除が仕上がったところに迎えることが出来る、と思ったのも束の間、私は9月15日から始まった切れ目なしの番号非通知の無言電話攻勢が日に日に激しくなっていたので、正直なところ猛烈な寝不足だった。

 その他いまだに地下室を占拠して住み続けている元カプジュ一家の問題、いわれなき罰金の支払い準備の工面などの重圧、それに新しい通いのカプジュが来ると、元カプ夫婦が全力で追い出すため、アパルトマンに入ることが出来ず、とうとう来なくなってしまった。

 仕方なく自分で買い物に出なければならず、毎日ではないが、まとめ買いで時には8キロ、10キロという荷物を肩に掛けたり、両手に下げたりして、きつい階段や坂道を上ったり下りたりするので、足が棒のようになり非常に疲れて、家に戻るとさあ、と掃除に取り掛かる元気もなくなってしまう。

 昨日、掃除が一つもはかどらないので、とうとう対岸のアジア側ウスキュダルに住むアフメットさんに救いを求め、今日の朝から、高いところ、重いものを動かす力のいる作業、それらすべてに替わって貰い、食料品の買い出しにも行って貰ったので、ようやく夕方さっぱりとして、カーテンからも洗剤や柔軟剤の花の香りがほんのりと漂うサロンに、遠来のお2人さんを迎えることが出来た。

 今日の晩餐のおかずや明朝のブランチなどにも、日本に帰ったら煮干し以外ハムシ(カタクチイワシ)を食べるチャンスがなくなるミチコさんと、トルコ風のハムシの料理しか食べたことのないユジェルさんに、ハムシ尽くしでもてなすつもりでいたので、朝、アフメットさんが来るとき、ウスキュダルの海岸通りに近いバルック・パザール(魚市場)で、真夜中に水揚げされた新鮮なハムシを買って来て貰ってあった。

 12時過ぎに日本茶を淹れ、少し休憩した後、アフメットさんが野菜その他リストアップしたものを買いに出てくれたので、その間に黒光りする新鮮な1キロのハムシを捌いたら93匹も入っていた。小一時間でとにかく下ごしらえを終わり、40匹をすぐに生姜煮にした。こうすれば夕方までに味が染みて美味しく食べられるからである。

hamsi  
ハムシを手で捌いて拵えました。1キロで93匹も入っていました。

shougani hiraki  
生姜煮(左)を煮始めました。右は開きにして全部天ぷらにします。


 残りは開いて骨付きのまま、天ぷらに揚げることにして冷蔵庫にしまった。山のような野菜を買ってアフメットさんが戻り、彼はそのあと8月半ばにはがれ落ちてしまった台所に通じる風呂場と廊下の間の壁を、モルタルで凹部を埋め、以前の黄色いペンキも残っていたので、応急処置として見た目は雑だが、とりあえずむき出しになっていた荒壁を覆い隠してくれたのだった。

kabe  
8月10日、こんなにぼろぼろと壁がはがれてしまいました。どうしましょう。

kabe  
ホントの左官屋さんじゃないし、まあ、ちょっと雑ですがありがたいことです。



 さて、お2人さんの方は、午後1時少し前に高速列車の終着駅で出会い、イスタンブールに入ってからが乗り換えも多く、わが家まで2時間以上かかるので、途中で遅い昼食を取り、やがて5時少し前に到着した。ミチコさんとは3月末にサフランボルに同行して以来、ユジェルさんとも去年の12月17日のシェビィ・アルース以来の出会いだった。

 アフメットさんは2010年の春、コンヤで一度ユジェルさんと出会っているので初対面ではなかったし、日本茶を淹れて4人でしばらく歓談した。そのうちに日脚も短くなったせいか、西空が陰ってきたので猫の餌をやり、そのあとミチコさんも台所に来て話をしながら夕飯の支度に取り掛かった。

 いよいよテーブルを調える準備を始めると、アフメットさんは「私が長居をしては皆さんがゆっくり出来ないので、今日はこれで・・・」と立ち上がって帰ることになった。
「アフメットさんも一緒にいかが?」と言うと、「いや、滅多に会えない皆さんのところに私が割りこむのは気の利かない行為です」とさっさとペンキ塗りのために持って来た刷毛や手袋など入れたビニール袋を持ち、帰って行った。

 焼きなすなども拵え、50匹余りのハムシの開きを天ぷらにし、食事の支度が出来た。ハムシの生姜煮も味が染みて美味しくなっている。

bansan  
お待ち遠ぉさま~。やっとテーブルが整いました。

hamsi2  
ハムシの天ぷら、ハムシの生姜煮、焼きなすがおかずです。

hamsi3  


 ミチコさんが最初に赴任した頃、トルコ語も分からなかったため、ユジェルさんにはいろいろお世話になったし、私も彼がいてくれることで、どれほど安心だったろうか。思い出話が次々と出て来る中で、嬉しい一夜は更けて行った。つづく








   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




猫猫「チュクルジュマ猫会」猫猫




海泡石のパイプやアクセサリーと、「宮古島月桃」の買える店

ピンクハート  アントニーナ・アウグスタ  緑ハート黄ハート














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016年10月11日 19時56分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[イスタンブールで人と会う] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.