【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

プロフィール

madoka7301

madoka7301

カテゴリ

2004.02.05
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
クローバー

 「・・・もうどうしたらいいかわからなくて」と、悲痛な声で電話をかけてきたのはSくんの母親で。

 「夕方に、話し合いましょう」ということで、よし、それまでするべきことをしてしまおう、と自分でも不思議なほどものすごい集中力で家事をこなした。

 ていねいに洗濯物をたたみ、ていねいに掃除機をかけ、ていねいにコーヒーポットを磨く。

 着メロを変更し、銀行に行って通帳を切り替え、一時間かけて雪かきまで。

 「腰を据えて話し合いに臨むべく」だ。

 それが。

 それが、だ。

 Sくんが、体調を崩し病院へ行って急遽、検査だ胃カメラだ、となり病名は

 「急性胃炎」
 
 そのうえ、栄養失調気味、とのこと。

 冷却期間と称して友人宅で居候している間、カップ麺を一個とかの生活だったらしい。

 片や娘は、「離婚届」の用紙を取りに車で向かった市役所の目の前で、「追突」されたとのこと。

 相手が全面的に悪くて、まぁ雪道でちょっとスリップしてコツンと、という程度のもの。

 お互い、そんなこんなで必要に迫られて連絡を取り合った時に、どちらともなく、

「もしかして、おばあちゃんが思い止まるようにって、仕向けてくれたことなのかな」

 と、自然に口から出た言葉だったらしい。

 そう、たった一人の孫娘の行く末を一番心配しながら、ウエディングドレス姿を見ることなく突然、亡くなってしまった。

 それを充分に知っていて面識もあるSくんは、こうして結婚出来たのも、

 「おばあちゃんが、そうさせてくれた」と、自分の祖母のことのように、よく普段から口にしていた言葉。

 二人とも、目に見えない「何か」をそれぞれに感じたってこと、だ。

 ・・・そんなアクシデントやトラブルが前後してあって、「話し合い」は私の気合いをすっかり無視してお流れに。

 当然、二人のテンションが下がったこともあってー。

 Sくんの母親も、同じらしい。

 で、平穏な夜だったかというと、直接顔を合わせない分、
電話が、ケータイが、メールが、と痺れて手の感覚がなくなるんじゃないか、と思うほどのやり取りが続き、それはそれでハードだったわけだけど。

 それでも、じっくり聞いたところ娘には、「自分の考えがあって」胸にしまっていたことがあって、それは「良かれと思って」Sくんに内緒にしていたことで・・・。

 コアになっていることの発端が実は別にあり、それを知らないSくんと話がズレルのは当然で。

 いやはや。

 現実は、やっぱり当事者でなければわからないこと、だらけだ。

 「悪いこと」が続いての、気がつけば保留だか、後回しだか、とりあえず、だ。

 なんであれ、ストッパーになったらしい。

 まだまだ解決した訳ではなく、Sくんの治療や、娘が転職を考えて(今後のためにも)いるらしいし、予想なんて不可能。

 なにが幸いか災いになるか、見当もつかない。

 ~~~本当は、今日で開設1年目。

 ドサクサ紛れだけど、自分の中ではちょっとだけ、感慨深かったりする・・・。

ステッチ


 
 

 
 

 

 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.04.29 23:12:03
コメント(5) | コメントを書く


PR

カレンダー

バックナンバー


© Rakuten Group, Inc.