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madoka7301

madoka7301

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2004.08.27
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コスモス  

 今日もいいお天気。

 一年の中で、一番気持ち良く走れる季節。

 ランニングが続けば、
それに平行して家では読書が進む、っていうのが
心身のバランスのバロメーター。

 今、面白くて、わかりやすくて、どんどん読み進めているのが
橋本治の「いま私たちが考えるべきこと」という、タイトルの本。

 さすがに「考える人」という雑誌に連載されていただけあって、
かなり噛み砕いて書いてある。

 そこからの一部、抜粋。


 『 人間には、「自分のことを考える」がそのまま「自分のことを考える」ことになる人と、そうならないで「他人のことを考える」になってしまう人の二種類がいる 』

 『 この二種類があるのは、人間が「自分」という考え方をして、「他人」という考え方をして、「自分のまわりは他人がいる」ということを前提として生きて暮らしているからである。こうした条件があればこそ、人は物を考えるに際して、「まず自分経由で考えるべきか、他人経由で考えるべきか」という選択をも必要としてしまうのである。「実際的」が必要になるフィールドには、この「¨自分¨という考え方があり、¨他人¨という考え方があり、¨自分のまわりには他人がいる¨という条件を持つ、現実というところなのである。
 「自分と他人」の関係を構成して、他人の影響力ーあるいは「支配」が長く続くと「¨自分のことを考える¨がそのまま¨他人のことを考える¨になってしまう人」になる。
 逆に、あまりにも早く「自分で考える」をせざるを得なくなってしまうと、」自分に存在するはずの多くの「他人」が見えなくなってしまって、「¨自分のことを考える¨は、ただ¨自分のことを考える¨だけ」になってしまう。 』

 
これは、ほんの一部で、しかもまだ読んでる途中なんだけど、
回りくどくて、ヤヤコシイ、ように見えて、
これがかなり的を得ているし、わかり易く読めてしまう。

 口絵に書いてある
『 世間には、「自分のことを考える」が、
そのまま「他人のことを考える」になってしまう人は、
いくらでもいるのだ」』 

 これなんか、かなり凝縮されてるし、
「言えてる!」って思うし。

 と、長々と抜粋ながら載せてしまったけど、
読んでみたいって思われた方は、
新潮社から、出てる本です。

 よかったら、お手元にどうぞ~。

 いえいえ、売込みじゃありませんから。。


本


 
 

 





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最終更新日  2004.08.27 13:25:42
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