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終わってしまいました。
以下の感想はネタバレ含みます。


　天空聖龍～イノセント・ドラゴン～ 9 (花とゆめコミックス) (コミックス) / 山口美由紀/著



余韻が残る最後でした。
みんなの幸せを祈ってしまうような。
ただ、思ったよりスケールの大きい話だったので、
もう終わっちゃうの？とちょっと思ったかな。

あとやっぱりラスボスであるサニンが気の毒で。
結構シャレにならないことしてるんですけど、
自分で選んだ道ではなくて、そこしか進む道はなかったというような気がして。
ラムカやダオの言葉も届かないぐらいだったのかなーと思います。
それでも最後のセリフは少し救いがあるような気がしています。
少しは届いたんじゃないかな、と。


やっぱり引っかかるのは最後のラムカとカナンなんですが、
結局悲しい顛末はラムカが背負うことになってしまったなあ、と、
昔を思い出して眠れない夜があったとしても一人でやり過ごすことしかないのかな、と思うと
せつなくなるんですよね。
やっぱりそこはカナンと支え合って欲しかったとかね。
カナンにとってはない方がいい記憶なのかもしれないけどねえ…。


とかいろいろ考えてしまいましたが、
山口作品は大好きなので、次回作も楽しみです。
なんかもう雑誌で掲載されてるらしいですね。