カテゴリ:学校・教育・育児
公立の中高一貫校のこと。わかっていなかった。
小春の進学先対象となる公立中・中高一貫校は「品川区立」と「都立」だと思っていたのだが「千代田区立中高一貫校」も対象になるのだ。 先日「千代田区立九段中等教育学校説明会」という案内が学校から配布された。その紙にはどこにも「中高一貫校」という文字はなく不案内なのだが、しばらく考えて「おそらく、千代田区立でも、高校まで含む一貫校なんだろう。だから都内在住の小学校5年生が対象なのだ」と思いついた。 東京都教育委員会サイトで調べたら「中等教育学校」というのは「ひとつの学校として、6年間一体的に中高一貫教育を行うもの。前期課程(3年)と後期課程(3年)に区別される」ということだそうだ。 (『中高一貫教育校の種類』はこちら) ふ~ん。そうなのか。都立の中高一貫校と違い、千代田区立の学校については説明資料が配られたことがなかったから、九段中等教育学校のことは知らなかったよ。 『千代田区が九段高校の移譲を要望する理由』[PDF]を見ると「千代田区の区立小学校から区立中学校への進学率は、平成13年度44.1%にまで落ち込んでおります」とある。すごっ。半分以上は私立へ行くのか。 わたしが千代田区民なら、区立の魅力ある中学を切望することだろう。 でもでも、千代田区の財源が投入されるだろうに、他区から広く生徒を集めていいのかな。わたしが区民なら千代田区の子どものための学校であってほしいかも。千代田区民枠9割、他区民枠1割とかになるのかな? 公立の中高一貫校は「うちは公立でいいし、行けるところでいいのよ」という方針の家庭にも「受験して中高一貫へ」という家庭にもターゲットとなる。当然ある程度の競争があるだろう。都立初の中高一貫校、白鴎高等学校附属中学校の一般枠受験倍率は4.75倍だった。(2/14現在11名辞退で繰り上げあり) うちの小春の場合、ターゲットとなる中高一貫校は都立大学附属高校から転身する『目黒地区中等教育学校』だが、まだ開校していないので適性検査があることと、その概要くらいしかわからない。 早稲田アカデミーから「新小6公立コース」の案内ハガキが届いたが「都立中高一貫のことについてはデータないんだよね?情報が不十分だよ」と思う。 こうして調べてみると「Webで調べることができない保護者はどこから情報を得ればいいんだろう」って思う。(もちろんWebでわからないこともたくさんあるけれど。) 確実にデジタルデバイドが広がっていると感じる。 これまで中学受験の情報は、専門の塾が「情報源」の役割を担ってきたけれど、文部省は公立中高一貫校に関する総合的な情報提供をどう進めるつもりなんだろう。公立中高一貫校がデジタルデバイドを推し進めているなんて、思ってもいないんじゃないかな。 正直言って、こんなにたくさん進路選択があるなら、小学校から「進路指導室」が欲しいよ。何の説明もなく「千代田区立九段中等学校説明会」なんて紙が配られても、なんのことだかわからない保護者だっていると思う。アジア人の日本語の苦手なお母さんなんかも多いし、子ども自身も「自分で学校を選びたい」と思いはじめる年頃なんだから、小学校で大雑把でもいいから進路指導してくれればいいのに。いや、これ真剣に学校に言ってみよう。でもな~、また先生の仕事を増やすことになるよな~。 【追記】 文部科学省の「中高一貫教育」ページはこちら。 わかりやすい「中高一貫教育パンフレット」も上記ページから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[学校・教育・育児] カテゴリの最新記事
|
|