カテゴリ:民宿のこと
勝浦は伊勢海老の産地なんです。漁は「刺し網」という網を夕方海底に涼めます。夜行性の伊勢海老が夜動き出してその網に絡まり、それを朝暗いうちに上げに行きます。伊勢海老のいる場所は岩場や磯根ですので海草がたくさんかかってきてしまったり、岩に引っかかってビリビリになって上がってきたりします。 父が漁師だったので毎日学校へ行く前に伊勢海老を網から外したり、海草やゴミをとる作業を家族でやりました。これをやらないとご飯を食べさせてくれないとかいうレベルの話なんです。早く終わった家はまだの所を手伝うので、自分の所が世話にならないように早く終わらせないといけないという事で「手から煙が出る位速くやれ!」といつも怒鳴られていました。冬はしもやけで授業中手がかゆくて… 朝ご飯は焚き火にあたりながらサザエや海老を焼いて食べていました。友達もみんなそうでした。夕方になって窓から海老網をかけに行く舟の音が聞こえてくるとその頃の事を思い出します。 茹でた伊勢海老美味しそうでしょ! でも私はその頃の事で胸がいっぱいであんまり食べられません。 というかさんざん食べましたからねえ。 妻はバクバク食べてましたが 千葉県勝浦市 民宿まぐさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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