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2008年11月11日
テーマ：ヨーロッパ旅行(4174)
カテゴリ：カテゴリ未分類
****以下、某ブログ2007年12月28日の記事より抜粋****
ダビンチの罠もかい潜り、無事にスペインに到着した私は 「トレド」という街にやってきた。  ↑トレド こんな感じ トレドは街全部が世界遺産で、どこを見ても絵になる美しさ。 中世ヨーロッパ風の街並みで、間違ってもコンビニとかスーパーとかドラッグストアとか 俗っぽい店は無い。 こんな世界は初めてで、半ば興奮気味の私はとにかく闇雲に歩き回った。 もしかしたらちょっと笑ってたかも知れない。口も開いてたかも知れないし、 首もシナってたかも知れない。 そして道に迷った。 どれもこれもおんなじ様な建物ばっかりで地図が全く役に立たない。 元々地図ってあんま読めないし。 ガイドブックを開いてみた。 「トレドは地図があっても道に迷います。でも迷いながら歩くのも一興でしょう」 なんて無責任なガイドだろう。 既に3時間歩き回ってホテルに戻れないまま真っ暗になっちゃったんですけど、 これも一興と言うのだろうか。 その時・・ 毎月恒例の血祭りの触感が。 あやややこんな時に来ちゃったよ。どうしよー。 しょーがないな、どっかで生理用品買うかー ・・いや、まてよ。世界遺産の街に生理用品なんて存在するのか？？ いやいや世界遺産の人間だって生理くらいなるでしょーよ。 アイドルだって皇太后だってナプキンくらい替えるでしょーよ。 つか、コンビニどこよ、スーパーどこよーー こりゃシャレにならん。 このままじゃ私、5日はトレドのホテルの風呂場で体育座りの刑だよ。 やだやだそんなのお尻冷えちゃうし、生理終わった頃には帰国だよー 疲れた足で散々歩き回っていると、フイに緑十字の看板が目に入る。 ああああメンタムっぽい！あそこならある！きっとある！ なかば内股で小走りに中へ入ると、案の定そこは薬局だった。助かった～～ 商品棚には訳のわからない薬が並んでいる。 あれ・・ナプキンはどこだ・・？ どうやら店頭には並んでおらず、店員に頼んで出して貰わなきゃならない様子。 これはまずい事になった。 「ナプキン」のスペイン語がわからない。わかっても怖い。 いや、この際英語でいいだろ。観光地だし、もしかしたら通じるかも知れないよね。 えーっと・・ まずい。 英語もわからない。 ぎゃーどうしたらいいんだ。不思議（不審）そうに私を見てる店員の おばちゃんにこの気持ちをどう伝えたらいいのー！ よ、よーし。こうなったらいきなり最後の手段を使っちゃうよ。 とっておきの必殺技出しちゃうよー！！ 「ナ、ナプキン。」 おばちゃん 「・・・。」 うわぁ～ん！勇気振り絞って言ったのに全然通じてないよー 「え、えっと～あのホラ、えっとー・・」 シドロモドロの私を見たおばちゃんは、何かを察したかの様に足早に 奥から色々な物を持ってきた。 あぁー良かった。やっぱり気持ち通じたんだ～！ さすがおばちゃん、世界遺産に住んでるだけあるよー おばちゃんはおもむろにカウンターに物を並べ、さぁどれが欲しいの？と言わんばかりに 堂々と胸を張っている。さすが世界遺産に住んでるおばちゃんだ。そこには、 コンドーム 痔の薬 その他シモ系の恥ずかしい物とおぼしき品々（よくわからない） あああああーおばちゃーん！全然通じてないーー！ 痔はともかく、なんで旅行者が世界遺産でコンドーム使わなきゃならないのよー で、でもだいぶ近づいて来たぞ。通り過ぎた感は否めないけど、 とりあえずシモ系の物だって事だけは正しく伝わった様だ。 諦めるもんか！内股にグッと力を込めて、もう一発いくわよ！ 今度は意向を変えて、ナプキンっぽいジェスチャーをしてみる。 ナプキンになりきった感じで熱演してみた。 「オ～ッ」 一声あげてまた奥へ入っていくおばちゃん。今度は頼みますよ・・ 出てきた出てきた！馴染み深いナプキンが！ あ～良かった。一時はどうなる事かと思ったよ。 って、ずいぶんこれ袋でっかいよね。お徳用？ 「もっと小さいやつがいい」 でたらめの英語と「もっと小さいやつ」のジェスチャーを演じると、 「残念～これが一番小さいの」 う～～ん・・多分これ、3ヶ月分はあるよね。 まだ旅行初日だし、これからこいつををずっとリュックに背負って歩くのか･･ リュックの1/3がナプキンになっちゃったよ。 どなたかトレドでお困りの女性は、私にお声をおかけ下さーい。1つ500円でーす。  【未知の苦、一人旅】－完－（1票） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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