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カテゴリ:フレンチ
恵比寿の「ジョエル・ロブション」。昔、「タイユバン・ロブション」のころに伺ったことがあります。そのときも、本当に豪華で素敵で、おいしかった記憶があります。
今日は、ジョエル・ロブションになってから、それから、3つ星をとってから、初めての訪問です。どんなお料理になっているか、楽しみです。 お店の中は、昔のほうが広くて、天井も高かったイメージがありますが、なんとなくこじんまりしたような気が・・・記憶は、いいかげんなものです。 22000円と35000円のコース、それから、アラカルトがありますが、22000円のコースも、とっても魅力的でしたので、コースとしました。 ロブションのパンと、アミューズのレモンのジュレ。上にフヌイユのクリームを添えて。フヌイユとは、ういきょうのことだそうです。いきなり、デザートみたいですが、さわやかで、よくハーブの効いたジュレでした。見た目もかわいい演出ですね。黒いお皿が新鮮です。 次の前菜は、オシェラントキャビア 雲丹と共に甲殻類のコンソメゼリー なめらかなカリフラワーのクレーム というお皿。これも素敵ないれもので、黒いお皿。ふたをとると、現れます。雲丹もたっぷり。コンソメゼリーもしっかりした味で、そして、もちろんキャビアの塩気とカリフラワークレームのやさしい味がマッチした、ロブションのスペシャリテでしょうか。すばらしい一皿です。 そして、温かい前菜で、この日最もおいしかった一皿。北海道産栗かぼちゃ 自家製ニョッキにし、ブランチャで焼いたフォアグラ、ミモレットとぺリゴール産トリュフを添えて というもの。かぼちゃのニョッキとフォアグラという大好きなものに、トリュフ、ミモレット、すべてがいいコンビネーションです。そして、お魚料理の、山口県萩直送甘鯛 うろこつきで香ばしく焼き、百合根とゆずのナージュに浮かべて。これも、すばらしい一皿です。でも、百合根といい、ゆずといい、まるで日本料理です。やさしい味で、日本のフレンチという感じですね。 この日いただいたワインは、ムルソー。ソムリエの方が薦めてくださったものが品切れだったということで、特別に同じ値段で、1998年の、とってもいいものを出してくださったようです。確かに、とても芳醇ですばらしいワインでした。白ワインでこんなにおいしいものは初めてです。そして、途中で、いろんなパンがのったワゴンがきます。15,6種類?とにかくおいしそうなパンばかり。迷いに迷って、アンチョビ入りのクロワッサンと、バジルのフォカッチャを選択。どっちもおいしー。 そして、いよいよメインです。今日は鹿。ニュージーランド産シュヴルイユ パセリとトリュフの香りで焼き上げ 金柑のコンポートとソースポフヴラード。ぜんぜん臭みのない鹿です。金柑とよく合います。付け合せの根セロリのコロッケの中には、栗が! うーん。幸せです。この白ワインもぜんぜんお肉に負けてません。 お口直しの、でこぽんのゼリーが出て、デザートは、いちごなどのベリー類とメレンゲとアイスクリーム。華やかですね。 お茶の時にまたまたうれしい出来事が! 小菓子がワゴンで回ってきます! 20種類くらいはあります。気が狂いそうに迷います。いろんなマカロンに、ボンボンショコラ、焼き菓子に、ゼリーも。もよって選んだのが、ピスタチオのフィナンシェと、栗の焼き菓子と、ショコラ。 幸せすぎます。一見、コースは多そうですが、そんなに重いソースも使っておらず、さくさく食べられます。でも、満足度は高く、さすがです。コースの内容が変われば、ぜひまた来たいと思いました。 そして、最後にまたかわいいサプライズ。merciと書かれた、レモンキャンディ、金太郎飴風ですね。なかなかにくい演出です。 また女性だけのようですが、おみやげで、パンも2種類いただきました。シェフは、背が高くて、若くて、とても素敵な方でした。 ああ、やっぱり、たまには、こういう非日常を味わわせてくれる場所はいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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