川越最強学力向上爆裂松江塾

中３は授業が終わってもなかなか帰ろうとしない。

松江塾には職員室というものがないから、僕らの机は教室を出たところにある。

中３は授業後にそこに溜まるのだ。

何を話すのでもなく、

とりとめもない世間話に花を咲かせる。

でも、僕には分かっている。

みんな不安なんだ。

彼らにとって、僕らは「支えてくれる人」なんだ。

そばにいるだけで、安心できる。

世間話の時には、僕らは何かアドバイスをするわけでもない。

ただ一緒になって、くだらない話をする。

一緒に笑う。

受験が近づいてくると、彼らの笑い声は大きくなる。

まるで不安をかき消すかのように・・・

だから僕も負けずに大きな声で笑う。

アクションもどんどん大きくなる。

授業では真剣に取り組むことで不安をなくすよう努力をする。

授業後は馬鹿笑いをして不安をかき消す。

生まれて初めての受験だから、みんな本当に不安なんだよね。

でも時間は止められない。

でもみんな！！大丈夫だぞ～！！！

努力をすれば、絶対に受かる！！

今までだって、そうだったでしょ？

頑張ればペナテストに一発で受かる！！

それと同じ。

だから大丈夫。

でも、不安になったら僕らのところで爆笑しよう。

斎藤先生の髪の毛はそのために今日も爆発してるんだから・・・

でも今日はすごすぎだね・・・

明らかに１５センチは立ってるね。

いや・・・２０センチは行ってるかな・・・

昔のヘビメタを思い出した。