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テーマ:海外生活(7779)
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さて、今日はかねてから約束していた、 自閉症児の学校モンテビデオ東学園に訪問してきた。 簡素な住宅街にあるこの学校は、 JICAの専門家として派遣されたS女史の働きかけで、 1997年に日本の援助のもと新校舎ができあがった。 校舎内外がとてもきれいにされており、 先生の話によると、とにかく清潔にすることを心がけていると言われていた。 確かに、清潔できれいな教室での生活は、 安堵感を与えてくれる。 生徒達は、下級生クラス6人と上級生クラス4名、職業訓練生3名の 13名の生徒が勉強している。 モンテビデオから500kmも離れた、Riveraからも生徒が来ていて、 月曜日から木曜日まで母親と泊まりがけで来ている。 感心したのが、カリキュラムで、 段階をおったすばらしいカリキュラムがきちんと出来ており、 その、マニュアル、テキストがしっかりしているのだ。 靴のはき方から、鉛筆の持ち方まで詳細にわたった図解入りのマニュアルで、 S女史の努力の跡がひしひしと感じ取れた。 さて、今日残念なことに音楽の先生がお休みだった。 そこで私が授業を行うことに、 自閉症児への音楽指導は初めてである。 インターネットで少し情報を仕入れておいたが、 子供達の状態にあわせることが大切なので、 1時間目に十分観察させてもらった。 やはり言語の発達が遅れており、 先生方は、おりにつけ、きちんと「挨拶」の練習をしていた。 そこで、発声練習と打楽器によるリズム遊びを合わせたものを行ってみた。 先生方には好評で、大変喜ばれた。 なんだか生徒にも気に入られたようで、 それからは、積極的に私の側に来るようになった。 なんだか少しうれしかった。 2年前に紀宮清子様がウルグアイの訪問されたときに、 この学校も訪問されており、そのときの植樹された桜が、 見事な花を咲かせていた。 今日は、そこで生徒みんなが記念撮影。 今日の天気も最高に良く、 桜と子供達のすばらしい記念撮影になった。 そして、この写真は、紀宮様に送られることになっている。 さわやかな子供たちの瞳を見ていると、 またまた心が洗われるようだった。 また来る事を約束して別れた。 11月15日には職業訓練校舎の竣工式が行われる。 そこで、お祝いの演奏を仲間と行うことになっている。 さて、午後は、 モンテビデオしないの一般学校の合唱団4団体による合唱祭が行われた。 セントロにある、ミッション系のがっこうの礼拝堂で行われたが、 「日本」小学校の生徒達も来ていた。 どの合唱団もご自慢の曲を披露していた。 やはり合唱ではなく斉唱だったのが残念だが、 生徒達は力一杯歌っていた。 先生達から、私がせっかくやってきたので、 日本歌を歌ってほしいとせがまれ、 最後は私の「さくら さくら」で幕が閉じた。 礼拝堂は響きが最高で、 歌っていてとても気持ちが良かった。 今週の月曜日に「日本」小学校に行くはずだったのが、延期になっていたので、 丁度打ち合わせをする事が出来、31日の月曜日に訪問することとなった。 ここでも子供達と再会を約束して別れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/21 10:02:46 AM
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