マカマカおじさんのホンジュラス奮闘記

　　　　　　　　　　　　　　　　故障したバスと降ろされた乗客


今日はＳＶ仲間のＫ氏と、AtrantidaのＡ女史にアサードを招待されているので、
出かけてきた。
今日は曇りそらで、雨が心配されたが、なんとか持ちこたえてくれた。
さて、バスに乗り込み、走り始めて１０分後、
バスのエンジンが急に止まってしまった。
運転手が、前のエンジンカバーを開いて何か見ていたが、
パタンと蓋を閉めると、
「エンジン故障のために、バスを乗り換えてくれ。」
と乗客に連絡。
乗客全員、バスの外に追い出されてしまった。
次のバスが来るまで、待つこと３０分。
そお時に、一人の６０過ぎの女性が「日本人か？」と話しかけてきた。
「そうだ」と答えると、
日本語で「こんにちは」と挨拶をしてきた。
なんと、この女性の息子の嫁が日系人で、
日本語の教師をしているというのだ。
息子は日本語を習っていて、
昨年の弁論大会で優勝をして、
日本へ行ってきたそうだ。
話が弾み、
次のバスが来てのりこんでも話が終わらない。
あいにく、バスは満席で、座ることが出来なかったが、
その女性が、座っていた中学生の子供たちに話してくれて、
彼らが席を譲ってくれた。
今度は子供達が興味を持って、
バスの中の日本語学習が始まってしまった。
子供達の、
これは日本語で何というのかという質問攻めに合ってしまった。
おかげで、１時間のバスの旅をとても楽しく過ごすことができた。
とても素直な１５歳の子供達だった。
さて、今日の会場は義理のお父さんの家。
敷地１８００坪のプール付きの大豪邸である。
アサードをするための家屋があり、
今日はそこで、しこたまアサードをいただいた。
私の大好きなモルシージャ・ドゥルセ（甘い血のソーセージ）、
チョリソ、２種類のアサード。
たらふく食べてしまった。
義理のお父さんと言うのが、ライオンズクラブのメンバーで、
ヨーロッパ、南北アメリカのほとんどの国を旅行したそうだが、
日本だけは行っていないと言っていた。
趣味は音楽。
電子オルガンを弾いている、８９歳のおじいちゃんだ。
お母さんはかつて教師をしていたようで、
質問の内容が、教育関係のことがほとんどだった。
とにかく知的で好奇心の旺盛なお母さんだった。
旦那はアサードのメイコック。
とにかく冗談が大好きで、
ジョークの連発。
バイオリンを弾く２０歳の長女とその恋人、
ローラースケートダンスを習っている１２，３歳の次女、
合唱団のピアニストのＥ女史。
とにかく、素敵な家族で、
とても楽しいひとときを過ごさせてもらった。
最後は、我々の演奏で締めくくり。
義理のお父さんが気に入ってしまって、
是非１１月１９日に教会で演奏会を開いてくれという事になった。
午後５時Ａ女史の家を後にした。
さて、帰りのバスの中で、
ＳＶのＴ氏とばったり一緒になる。
丁度良かった、と今度日本人会で行われるバザーで演奏をしてほしいと頼まれ、
快く承諾。
それにしても、偶然の重なる一日であった。
帰宅すると、今日はマグロの良いのが入ったからと、
我が家で７人があつまり、
魚料理の会を行った。
一日中食べていたような、休日だった。
明日から少し粗食にしないと、、、、。。