テーマ:好きなクラシック(2286)
カテゴリ:ハ長調の交響曲
2006年はショスタコの生誕100年 だったわけですが
モーツァルトの生誕250年と重なってワリを食ってしまいましたね ショスタコは生涯に15曲の交響曲を残したんですが 最初の3曲と最後の3曲はやや型破りなのでそれを除くと9曲 しかもハ短調(4番)で始まってニ短調(12番)で終わる この7番は第1楽章でかなり露骨な戦争の描写?みたいな部分があって 独ソ戦 における レニングラード攻防戦 を描いた ありきたりの戦争描写 と解釈されがちなのですが 死ぬ間際に 敵はスターリン とつぶやいたとか そう この交響曲は 圧制に対する人間性回復の戦い なのだ 政府 というものは いつの時代も 民衆の権利を踏みにじり 人々を不幸にする存在でしかない 名演奏はいくつもあるんですが スヴェトラーノフ指揮 ソヴィエト国立交響楽団 の演奏が出たとき ”迫力はあるが芸術的高さに乏しい” と雑誌に評されていました。 諸井誠 氏は ”この曲はソ連製の重戦車みたいな スヴェトラーノフなんかで聴くのが本当 と著書で書いていました バーンスタイン指揮 ニューヨークフィル も 昔から定評があり 劇的で感動的 格安の全集 バルシャイ指揮 WDR交響楽団 も なかなか聴けます 4つの楽章がわりと独立していて関連性が薄く それぞれの楽章の中でのテンポや曲想の変化が大きいので 交響曲というより膨大な組曲に近い とか 交響詩を4つ続けて聴いているようだ とかいろいろ言われてきましたが なんといっても日本でこの曲を有名にしたのは アリナミンVのCM でしょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月20日 09時18分54秒
コメント(0) | コメントを書く |
|