真真の中国滞在記
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もっこひゃん
体当たりで中国で生活することにしました。その格闘を御紹介。
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お仕事にて。 今日のお相手は、初めての中国人。しかも×2だ。 考えただけで強烈だ。 中国人と日本人。 当然違いはあってしかるべし。 さらに同じ日本人同士だっていろんな考え方の人がいるんだから、中国人だって人によって考え方や感じ方は違うに決まってる。 わかってはいたけど・・・ こんなに違うとは思わなかった。 相手の言うことがよくわかんない。どうしてそんな発想になっちゃうのかわかんない。どうしてそんな意味わかんない質問されるのかわかんない。私の当たり前が当たり前じゃない。 今まで同じような経験はあっても、今日ほどその距離を感じたことはなかった。 私もなんでそうなるの?そういうこと言うの?ってな状況だから、相手もきっと同じような状況であることが予想されるわけで。。。途中お互いにイライラしてきてしまって、感情に素直な中国人は激怒りモードまであと一息って感じだった。(あのようなシーンが初めてだったから、そう見えただけかもしれない。) 泣きたかった。 よくわかんないし、勝手に怒ってるけど私だって怒りたいし。 相手は男な上に中国人だし、怖さ倍増。 ただでさえ声がデカくて怒ってるように聞こえる中国語も、めっちゃ怖い。 泣いてもいいんぢゃないかと思ったけど、泣いたってしょうがないし、とりあえずまぁ~るく収めて、お互い機嫌よく「謝謝☆」と別れた。 車に乗ったら運転手さんが話しかける。 「どうだった?上手くいった?」 「ううん、全然ダメだった。今日は初めて中国人とお話したけど、難しいね。」 私はそれ以上話さなかった。 話そうと思っても難しくて話せない。 窓から景色を眺めながら、見た目が同じでもすごく距離があるこの国と私に落ち込み、上手くいかなかったお仕事に落ち込み、未来がすごく不安に感じて、本当は声を上げて泣いてしまいたかった。 ほどなくして、しばらく黙っていた運転手がこう言った。 「で?今日はどうする?仕事終わったら事務所に帰る?それとも家に帰る?」 景色を眺めたまま力なく答えた。 「事務所に帰るよ、やらないといけないこと、たくさんあるから。。。」 すると運転手はいつもの調子でがははっ!と笑った。 「事務所に戻ったって退社時間まで20分ぐらいしかないよ。たったそれだけの時間事務所に戻ったって、一体どれだけの仕事が出来るって言うの?」 「え?でも。。。」 「・・・今日は家に帰りなさい、僕がちゃんと家まで送ってあげるから、なっ!」 と、ニッ!っと笑った。 普段、私が「事務所に帰る」と言えば黙って事務所に向かうし、「エステに寄ってから帰る」と言えば黙ってエステに向かうし、「家に帰る」と言えば黙って家に向かう。なのに今日は「事務所に帰る」って言ってるのに、私の言うことを聞いてくれない。きっとミラー越しに私を見て、今日は上手くいかなかったどころか、何か落ち込むような事があったんだなって悟ってくれたんだろう。 馬鹿運転手っ! せっかく我慢していた泣きたい気持ち、緩んじゃうぢゃんかっ!! でも。。。 アンタ、最高の運転手だよっ! 今日はこっちへ、明日はあっちへ。どこでも連れて行ってくれる運転手を、最近私はコッソリ「中国のお父さん」だと思っている。体調に気遣ってくれ、桃を買ってくれ、エアコンが寒くないか気を配り、携帯が鳴った瞬間にラジオもOFFにする。どんなに仕事が長引いても暑いのにお外でちゃぁ~んと待っていてくれる。 いつもはマンションの敷地の門の所までなんだけど、今日は敷地の中にまで入ってくれて、家の前で下ろしてくれた。 別れ際・・・ 「明日は?何時にどこ行くんだ?」 ニッ!っと笑いながらそう聞く運転手。 私ってすごく幸せだと思った。 とても有難くて、嬉しくて、幸せでたまらんっって思った。 今日は上手くいかなくてどうしても奥の方から涙が出そうになっちゃうけど、明日になったらまた中国の父ちゃんに連れられて元気いっぱいお仕事するんだっ! こうやって私を支えてくれる人がいる。 言葉も上手く話せない、よくわかんない外国人である私。 なのに・・・ 言葉がなくても私のこと、ちゃんと見ててくれるんだよね。 だからきっと・・・ 上手くやれるようになる日が来る、そう思うんだ。
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