真真の中国滞在記

私の今日のアフター５☆は、絶対に足マッサージに行くと決めていた。

実は・・・


ドンピシャッ！！


なマッサージ師の発掘に成功したのである。



彼の名前は知らない。
知っているのはただ「１番」の番号がついてるってことだけ。


この「１番」君、非常に良い。
力加減といい、ツボの入り具合といい、昨日や今日にマッサージを習得したような人ではないと気がつくのにそうそう時間はかからなかった。


聞けばこの道７年だそうだ。


もう、キミを離さないぞぉぉぉ～っ！



ということで、本日はご指名でのご入店。


「１番」君のいいところは、テレビを真剣に見始めると話しかけないでくれること。時計をチラチラ見すぎない事。とても簡単な事だけど、出来ない人が多い中で逸材だ。



９０分という時間はこんなにも短いのか・・・と寂しく思いながら、スッキリした足取りで受付にお金を払いに行こうとすると・・・


受付から歌声が聞こえる。


「幸せなら手をたたこぉ～　幸せなら手をたたこぉ～」


片言の日本語で受付のお姉さん達がみんなで練習をしていた。


私の姿を見ると、彼女達は「すいません。。。」という表情を浮かべ、支払いの処理をしてくれる。さて、スッキリしたし帰ろうかと離れようとした時、一番年上と思われる女性がモジモジと「お願いがあるんです・・・」と言う。


「何？」

と聞くと、歌の歌詞が書かれた紙を見せながら、


「これ、歌ってみて欲しいんです・・・」



え？！
今？！
ここで？！


お客のほとんどが日本人と思われる店。
中に誰がいるかわかんないし、いつ誰が入って来るかもわかんない。
「アイツ、この間さぁ、店で大声で歌ってたよ」なんてウワサが歩き出すのも困る。


でもこの女の子達、この歌をどうしても覚えたいんだろうな。
歌詞もとっても素敵だもんね。


しょーがないな、ひとはだ脱いじゃお～かなっ！



・・・ということで、
中国人数名と日本人１名。
某マッサージ店で歌う。


幸せなら態度で示そうよ、ほらみんなで手をたたこっ！パンパン！


意外とあの歌って長くって、５番だか６番だかまであるんです


でも歌ってみると、知らない人達とこうして日本語で一緒に歌が歌えて、とっても楽しい日本に興味を持ってもらえること、日本語で覚えたいと思ってもらえること、ものすごくうれしい。


中国では開き直りノリノリになった方が楽しい時もある。
恥ずかしいとかどうでもいい、素直にその場を楽しめば自然と中国人と日本人、一緒に楽しめちゃう。病んでる時、疲れた時、中国が嫌いになりそうな時こそ有効だったりする。


足も心も軽やかになったアフター５☆になったのでした～



今度は私が中国の歌でも教えてもらいに行こうかな。
「甜蜜蜜」を暗記してフルコーラス歌えるようになりたいんですよね。