『蛇にピアス』(by 金原ひとみ)
蜷川さんのお芝居はよく観る方だけれど、映画の監督をしたという蛇にピアスを読みました。唐沢寿明や小栗旬など主役級でお芝居に出ている俳優もチョイ役で出ているらしいが、公開場所が遠いので本にしてみました。(前置きが長い・・・>ぢぶん)感想は、『よく分からない』でした。何で蜷川さんがこの本の映画化の監督をしたのかも分からないし、ルイの気持ちも分からない。まぁ、10代の瑞々しい感性とはあまりにかけ離れたワタシなのですが・・・。痛みでしか生きている証を見出せないという人生は悲しいな。ムスコもそんな人生を送ることになったらどうしよう・・・と親的視点で見てしまいうのだった。【内容情報】(「BOOK」データベースより)「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。