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カテゴリ:❀ VRおじさんの初恋
「さようなら。ありがとう、ナオキ」
そう言ってホナミはVR世界から去った。(このシーンは 何度見てもグッとくるな) 後日・・・IDが停止され、動かなくなった彼女に会いに行くナオキ。 「俺、どうしたらいい?」 寂しい。切ない。 * * * 三日ぶりに出勤する直樹。 当然上司から無断欠勤をたしなめられ、そして 「希望退職の件です。僕だったら辞めると思います」とまで 言われる。 「私は…何も期待してないので。仕事も人も未来にも期待してません」 「それじゃあ、寂しすぎませんか?」 「寂しさの世界は、住めば安全な世界です」 これぞ直樹の哲学。諦観の境地 か。あっぱれ。直樹自身を 端的に表している。 「期待しなければ、今は幸せだと感じるのではないでしょうか?」 なるほど…とも思うが、ウ~ン…どうだろう?とも思う。 「生産性のない不良債権は、真っ先にクビになるのは当然です」 嫌味たっぷり、言い放つ。 「この部からも、最低一人はリストラしなければなりません」 えっ…この部からって…上司以外、三人しかいないのに。 佐々木は一家を支えている・加藤はまだ若い そんな二人より直樹が退職するのが筋だ と暗に言う上司。 ところで・・・上司まで「直樹さん」と呼ぶことに違和感。別に和気あいあい・仲がいい職場でもないのに。 発注表を送信し忘れ、加藤にやってもらう失態も。 「直樹さん、前からぼーっとしてましたけど、ここ最近、度が過ぎてます」 前からぼーっと(笑) 娘のような若者から怒られる。でも 「送るだけなら私、やっておきます」は親切。 「現実の現実味がない」 架空世界にはまってしまった ということか。現実がフワ フワするのかな。 「全部忘れて元どおり、一人でサ終を見届ける」 もうホナミに会う前の自分には、戻れないでしょう。 「サ終」とは? 気分転換に外出し、カフェでパフェを食べようとする直樹だが、ホナミの幻影を見てしまう。重症・・・。思い出が、 パフェ繋がりだからね。 〈ホナミはもういない。忘れた方がいい〉 わかっているのに、また青いバラを買った。 わかっているのに、また神社に行く。 思い出に浸り、頬に涙がつたう。寂しい。切ない。 いつものように、一方的に喋りまくる佐々木。さすがの 直樹もイラッ。 加藤が退職するという!(上司より先に人事部に申し出て 上司が不機嫌に。そりゃそうだ) 若者には物足りない・閉塞感ある職場って感じだものね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月19日 09時46分17秒
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