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Manachan's World-東京下町日記

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2005年07月28日
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カテゴリ:旅行記&里帰り
中国茶のブランド店といえば、何といっても、台湾に本拠を置く「天仁銘茶」が有名でしょう。天仁では、凍頂烏龍茶など、高級茶葉を多く取り扱っているほか、茶芸センター、喫茶店、レストランなど、幅広い事業展開を行っています。海外進出も盛んで、日本でも、横浜や神戸の中華街をはじめ、いくつか店舗があります。私が数ヶ月前まで住んでいた豪州シドニーにも、チャツウッドという郊外の街の目抜き通りに出店しています。

この「天仁」の中国大陸版が、「天福銘茶」です。台湾の対岸、福建省に本拠を置き、中国各地で幅広い事業展開をしています(海外進出は、今のところカナダのバンクーバーのみ)。大連にも「天福」の店舗が3つほどあり、メインの店舗は、この街の観光名所「ロシア人情一条街」にあります。

中国茶は、お土産として最適なので、「天福」の存在は大変重宝しています。天福でお茶を選ぶ時は、まず店内の椅子に腰掛け、店員さんにお茶を淹れてもらって、お茶菓子をいただきながら、ゆっくり選べます。茶葉やお茶菓子はもちろん実費購入になりますが、店員さんに淹れてもらうお茶自体は、無料です(営業活動の一環としてやっているから)。

私も妻も、これまで「天福」に何度も足を運び、その典雅な内装、試飲サービス、店員さんのお茶に対する深い造詣を含めて、とても良い印象を持ってきました。今回、私の父が大連に来て、日本語ガイドをつけて市内めぐりをすることになったので、「それなら、天福に行ってお茶でも飲んできたらどうか?」と薦めました。

しかし今回、「天福」のイメージを一気にブチこわすような事件が起こってしまったのです・・・

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7月27日の午後、私の勤務先に、妻から電話がかかってきました。彼女は、やや怒気を含んだ口調で、こう言いました。

「お父さんが、市内めぐりから帰ってきたのはいいんだけど・・・でも、天福で試飲やったら、100元もとられたみたいよ。信じられない!」

えっ、そんなバカな。試飲自体はタダのはずなのに、100元(1400円)もとられたって?・・・そこで、もう少し、詳しく話を聞いてみました。

私の父が、日本語ガイドとともに、「ロシア人情一条街」の「天福銘茶」に入りました。そこで席をあてがわれ、店員さんにお茶を淹れてもらいながら、30分ほど、くつろいでいたんだそうです。それで、席を立とうとしたときに、店員から、100元を請求されたんだそうです。

「えっ、100元もするの?」・・・私から、中国の貨幣感覚を叩き込まれた父は、「いくら観光地の名店とはいえ、4元でラーメンが食える国で、100元もとるのは高い」と、思ったそうです。父の意外そうな表情をみた店員は、慌てて、袋入りのお茶菓子(一つ20元か25元のやつ)を2つ取り出し、「これ差し上げます。サービスです。」と言って、父から現金100元を受け取り、その場を穏便に収めたそうなのです。

「ね、ちょっとヒドいと思わない?」・・・妻はまだ怒っています。「何も知らない観光客だと思って、足元をみて、100元もふんだくっておいて、後で申し訳程度にお茶菓子を握らせたのよ。もちろん領収書も切ってない!」。そこで私は、「分かった。まずお父さんに事情を詳しく聞いたうえで、俺の方から天福に電話を入れてみるよ」と言い、電話を切りました。

その1時間後、家に帰ってみると、妻はすでに、天福の女性店長と電話で「話しをつけた」後でした。電話では、こんなやりとりがあったそうです。

妻:「私の義父が、ついさっき、天福でお茶の試飲をやったら、100元請求されたそうなんだけど、そこのところ、ちょっと確認してくれないかしら?」
店長:「(少し思案して・・・)お客様、申し訳ありません!こちらの手違いで、3000元もする高いお茶を淹れてしまったのです。そこで、実費として、二人分100元をいただいた、というわけなのです。」
妻:「じゃあ、あなたは私の義父に、これは3000元もする高い茶葉なので、試飲代100元いただきますと、事前にちゃんと説明したの?義父は、そんな説明は一切なかった、と言ってるのよ」
店長:「申し訳ありません!!私一人だけでお客さんの接待をやっていたので、慌しくって、ついつい、事前説明を忘れてしまいました。」
妻:「でもねえ。それじゃ理屈が通らないじゃないの?手違いするのはあなたの勝手だけど、だからといって、何も説明もなく、客に100元も請求するなんて・・・それが、まっとうな商売のやり方だと思ってるの?」
店長:「申し訳ありません!!!今度、お客さまが入店された際は、3000元のお茶を無料サービスさせていただく、ということで、ここは勘弁していただけませんか?」

というわけで・・・次回、妻と一緒に天福に行ったら、3000元の高級茶を、タダでガンガン飲んでやる!!!

私思うに、この一連の「ぼったくり行為」は、天福の各店舗が「独自の判断」で行っている、「お小遣い稼ぎ」のようです。何も知らない、中国語の分からない観光客が入店したら、お茶を飲ませて、100元を請求するという行為を、「当たり前」のように行っている。逆に私と妻が行った時、ボッタクリに遭わなかったのは、我々が中国語を解するからでしょう。

ところで、父が試飲したのが、本当に3000元の高級茶だったのかどうかは、未だに不明です。





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最終更新日  2005年07月28日 08時06分42秒
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