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一.投資とは、詳細な分析に基づいて行うものであり、元本を保全して、適切なリターンを上げることと定義する。この条件を満たさないものを投機と呼ぶ。 二.将来のことは分からないのだから、投資家は手元資金をすべてひとつのバスケットに入れてはならない。その安全で堅実な範囲を超えて冒険に挑んだ人々は、精神的に大きな困難を背負うことになる。 三.投資家と投機家の相違は、その人が相場変動に対して、どのような態度で挑むかという点である。投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることであり、投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである。 四.安全域の原則を確固として守ることによって、十分なリターンを得ることが可能である。安全域の原則は、割安銘柄に適応することでさらに明白なものとなる。割安銘柄は、株価がその株式の本質的価値よりも安い状態にあるわけであり、その差が安全域となる。 ベンジャミン・グレアムの投資哲学/賢明なる投資家より
カテゴリ:運用成績(年次)
〇2024年運用成績+90,458,399円(総利回り+22.61%)※税引前 【2024年月次収支】 ---------------------- 1月___+51,481,329円 2月___+27,119,815円(+配当243,000円) 3月____+7,676,768円(+配当4,517,000円) 4月____-1,979,892円 5月___+11,535,640円 6月____-6,338,495円(+配当2,280,825円) 7月___-30,358,081円 8月___-35,360,244円(+配当243,000円) 9月___-13,985,097円(+配当3,171,300円) 10月___+21,393,877円 11月___+27,525,021円 12月___+18,841,797円(+配当2,182,500円) ---------------------- 小計___+77,552,438円(+19.39%) 配当____ 12,637,625円(+3.16%) ---------------------- 先物OP__+268,336円(+0.07%) ---------------------- 合計___+90,458,399円(+22.61%)※税引前 ---------------------- ※参考指数 日経平均+19.22%、TOPIX+17.69%、グロース250指数-8.81%、S&P500+23.84% ------------------------ 【2024年確定利益ベスト5】 1位 6209 リケンNPR_______+32,548,465円 2位 5304 SECカーボン_____+23,611,738円 3位 9302 三井倉庫HD_______+20,149,000円 4位 6707 サンケン電気_______+15,295,255円 5位 7105 三菱ロジスネクスト_+12,301,625円 ------------------------ 【2024年確定損失ワースト5】 1位 2437 シンワワイズ_______-30,480,338円 2位 9983 SBG_____________-12,862,557円(損出しクロス) 3位 9308 乾汽船______________-5,736,640円(損出しクロス) 4位 6496 中北製作所__________-1,584,966円(損出しクロス) 5位 4809 パラカ______________-1,321,675円(損出しクロス) -----------------------
◎総評 2024年の年間損益は+90,458,399円(+22.61%※税引前配当含む)となり、配当込みで考慮すると目標の年率+20%を3年連続達成することが出来ものの、S&P500の+23.84%には及ばなかった。 2024年の相場は年初から好調が続き、3月4日に日経平均は4万円の大台を突破。7月11日には42,224円02銭と史上最高値に到達するなど堅調な展開が続いた。しかしその僅か一か月後の8月5日に日経平均は4,451円安と、1987年10月20日記録した3,837円安を上回る、過去最大の下落幅を記録。その後しばらくは不安定な動きが続いたものの、年末にかけて徐々に落ち着きを取り戻して行った。今年も還元拡大期待から引き続き、低PBR、低PER銘柄、いわゆるバリュー株中心に堅調な動きが続いたものの、後半に掛けては高配当銘柄の人気に陰りが出始め、東証による「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」の要請を公表して以降、PBR1倍割れ企業を中心に増配・自社株買い等、株主還元を積極化する企業に対する物色も一巡した動きとなった。グロース250指数は4年連続のマイナスとなり低迷が続いた。 確定利益で貢献した銘柄はリケンNPR、SECカーボンなど底値近辺で大量に取得した銘柄の上昇が大きく貢献。一方マイナスだった銘柄はシンワワイズが3048万円の損失と個別銘柄としては過去最大の損失額となったことが大きく響いた。SBG、乾汽船、中北製作所、パラカは8月の急落時に節税のため損出しクロスを実施したことによる確定損失で、2025年以降の利益貢献に期待したいところ。 2025年の投資戦略としては、昨年に続き、低PBR・低PERのバリュー株を中心とした増配・自社株買いなど株主還元に前向きな企業を中心に投資する予定。また今年もMBO、TOBが多くなると想定し、それらのカタリストがある銘柄にも注目していきたい。またホンダ・日産の統合など、企業の合併・統合も進むと想定。それに伴い工場など統廃合が進むことで資産価値が高い広大な土地が売却される可能性もあることから、巨額の資産売却益が計上されそうな企業にも注目していきたい。保有銘柄数は20銘柄を基準に、より期待値が高いと思われる銘柄を中心に時間軸を意識したPFの構築に専念したいと思う。 相場全体のシナリオとしては、相場全体が大きく上昇する可能性は過度に期待せず、日経平均のレンジとしては下限35,000円、上限45,000円と広めに予想。ただしS&P500はかなり高値圏にあるため、米国発の急落には留意していきたい。 2025年のPFの運用資金は、年末のPFが477,552,438円であったことから、まずは税金分15,754,778円分を減資し、2025年は大阪・関西万博が開催されることもあり、より多くのお金を使う可能性もあるためさらに61,797,660円を減資した残額400,000,000円を2025年のスタートとします。ただ現状のCPがそれ以下のため1月中を目処に減資完了する予定。目標利回りは例年通り+20%の運用利回りかつ、指数を上回る運用成績を目標とします。 2025年も生き残れるように頑張っていこうと思います! ※当ブログに掲載されているコメントや個別銘柄への考察はあくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。情報の取り扱いの際は結果責任の原則を順守して頂いた上、くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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