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カテゴリ:大連うまいもの探検隊
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人気blogランキングへ 大連といえば中国。中国といえば、世界に冠たる中華料理! 4000年の歴史に育まれた多彩な調理法、食材の豊富さ、そして何より、「この世はすべて食べ物だ!」と言わんばかりのすごい食い意地・・・中華料理は「世界3大料理」の一つに必ず挙げられるだけのパワーを持っています。いや、中国人なら誰でも、「中華料理こそが、人類最高の料理である!」と信じて疑わないでしょう。 いまや、世界中を見回しても、中華料理屋のない都市はおそらく絶無でしょう。いやそれどころか、オーストラリアの奥地、人口数百人しかいない、とんでもない田舎町にさえ、中華料理屋の一つや二つは、あります。将来、地球人類が宇宙人と交流するような時代がやって来たら、宇宙人相手に真っ先に商売を始めるのは、おそらく、「千客万来」の看板を掲げた中華料理屋でしょう。 それほど絶大なパワーをもつ中華料理。ですが不思議なことに、私が大連で見聞した限りでいえば、中華料理の魅力にはまる外国人は、思ったほど多くはないようです。 私は職業柄、大連ソフトウェアパークに働きに来ている外国人の知り合いがたくさんいるのですが、彼らの食生活を観察すると、美味しい中華料理を求めて、大連の各地を食べ歩く人というのは、日本人には結構多いんですが、その他の国籍の人にはあまりみられません。 たとえばの話、私はインド人の同僚が何人かいますが、彼らは、中華料理を滅多に口にしません。海外から持ってきたインド食材で、毎食、インド料理ばっかり、自分でつくって食べる人がほとんどです。 また、フィリピン人の同僚も結構多いのですが、彼らも外食をほとんどせず、いつも家でフィリピン料理をつくって食べる人が多い。ランチタイムも、持参した弁当(もちろんフィリピン料理)を食べるのが普通です。 あと、米国人、オランダ人、フランス人など、欧米系の同僚も結構いますが、彼らも、中華料理を好んで食べるというふうではありません。「西洋料理以外、絶対に食べない」というほど極端ではありませんが、少なくとも、わざわざ食べ歩く人を私は知りません。 彼らと比較すると、日本人の「中華食べ歩き」ぶりは際立っています。海鮮料理店とか、餃子専門店、鍋専門店をはじめ、大連各地の中華料理屋を結構食べ歩いて、よく知っている人が多い。 これには、次の事情が関係しているのかもしれません。 ・大連の食堂は、英語表記なんてほとんどなくて、ひたすら漢字ばっかりの世界なので、漢字の読めない外国人にとっては敷居が高い。そこへいくと、日本人は漢字が読めるので、注文しやすい。 ・中華料理自体が、日本料理と比較的近い。どちらも、米や麺をベースとした料理体系かつ、野菜、調味料にも共通のものが多いから、日本人にとっては味覚が楽しみやすい。 ・世界中を見渡すと、「自国の料理以外、食べない」みたいな、味覚に保守的な人が結構多い。一方日本人の場合、どの国の料理でも積極的に食べたがる人が多い。 残念ながら、私は大連では韓国人の友人がほとんどいないのですが(中国育ちの朝鮮族の友人ならたくさんいるけど)、彼らも日本人と同様、大連食べ歩きを楽しむ人が多いんでしょうか?ちょっと興味あります。 ----------------------------- 中華料理とは直接関係ありませんが、食事(離乳食)を楽しむうちの娘です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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