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Manachan's World-東京下町日記

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2006年11月08日
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来週末からの、中国出張(一時帰国)の日程が、ほぼ決まりました。

11/18(土) 大連入り
11/19(日) 休養日
11/20(月) 朝、大連で出勤。午後、上海へ移動。
11/21(火) 上海で出勤(昇進試験!)
11/22(水) 朝、大連へ移動。中国ビザ更新手続き(3~4日かかる!)
11/23(木) 大連で出勤
11/24(金) 大連で出勤  
11/25(土) (金曜までにビザがとれれば)日本へ帰国 


今回、中国へ行く理由というのは、火曜日、上海での「昇進試験」だけなんですが・・・でも、ビザの更新をはじめ、銀行の手続きとか、送金とか、細々したことを、いろいろやらなくちゃなりません。そんなわけで、まる一週間、日本を留守にして、中国で仕事する計画を立て、先ほど、上司の承認をもらったところです。

ところで、「昇進試験」というのは、口答試験なんですね。

「最初の25分間は、英語でプレゼンテーション」
「次の20分間は、中国語で質疑応答」

が義務付けられています。私みたいな外国人に対しても、中国語で質疑しなくちゃならんのかなあ?・・・とも思うんだけど、ま、別にそれでも構わないっす。


しかし、この出張は、ムカつくことの連続!!!

【その1:試験会場の変更】

最初、昇進試験は大連で行われる予定だったので、出張先も、大連だけのはずだったのですが、急遽、上海に変わりました。その理由は、「上海の方が、大連よりも応募者が多かったから」・・・ま、仕方ないっすよね。これだけなら、別にムカつくことはありませんでした。しかし、


【その2:ビザ更新は大連以外ではできない】

今回は、中国ビザ(居留許可)更新もしなくちゃならないんです。私も分も、家族全員の分も・・・。
どっちみち、上海で昇進試験やるのなら、上海でビザ更新しようと思ったんだけど、規則により、それはできないそうです。なぜなら、私の居留許可は、「就業許可」とセットになっており、前回、大連で就業許可をとったので、今回の更新も、大連以外の都市ではできないんだそうです。

(でもさあ、大連も上海も、同じ中国なのに・・・どうしてできないの?オンライン化が進んでないの?)


【その3:ビザ更新の間は、パスポートが没収され、預り証も発行しない】

中国のビザ更新には、3~4労働日かかるそうです。そして、その期間中は、パスポートは没収、もとい、公安局(ビザなどを扱う役所)が預かることになっています。

中国は、日本以上に、身分証明書の携帯をうるさく言われる国です。身分証明書がないと、銀行や携帯電話をはじめ、社会生活に必要ないろんな手続きができなくなります。

外国人の私にとって、パスポートは唯一の身分証明書なので、公安局が預かっている期間中、「預かり証」でも発行してくれると非常に助かります。でも、それは「できない」と言われました。

(日本でも豪州でも、パスポート更新する時は、ちゃんと、預り証を発行してくれるのになあ・・・中国では、なぜできないのか、理解に苦しみます)


【その4:ビザ更新の間は、飛行機も乗れない!!】

中国では、国内線飛行機のチケットを買うときだけでなく、搭乗の際も、身分証明書の提示が義務付けられています。

ということは・・・ビザ更新のため、パスポートが公安局預かりになってる時は、なんと、飛行機にも乗れないってことです。預り証も発行してくれないから、身分を証明するものが、何もないのです。

ちなみに、身分証明書がなくても、電車には乗れるんですが・・・電車で、大連~上海間の移動は、きついぞ!!!

(そもそも、国内線の搭乗で、なぜパスポートの提示が必要なのか、理解に苦しむ・・・)


当初の予定では、まず、月曜日に大連で、ビザ更新の手続きをして、(パスポート無い状態で)上海に飛ぶつもりだったのですが、飛行機に乗れないということが分かったので、急遽、予定を変更し、水曜日の朝、大連にトンボ帰りすることになりました。

でもまあ、中国って、原則的に「できない」ことでも、裏のルートを使えば、いろいろ便宜を計って、「できる」ようにしてくれるそうなんですけどね・・・。でも、私一人だけならいいけど、今回は、妻も、幼い娘も同行するので、あまり、リスクは犯したくない。ここは大人しく、規則とやらに従うことにします。

それにしても、あの国は、「できない!」、「できない!」が多すぎるんだよなあ。特に政府が、非常に遅れてて、選択肢を認めないから、結果的に、人々の行動に、すごい足かせをはめてると思う。

あんなんで、21世紀の世界大国になれるんだろうか・・・。





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最終更新日  2006年11月08日 23時37分26秒
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