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カテゴリ:大連うまいもの探検隊
月島(つきしま、東京都中央区)は、東京の都心から一番近い「下町」です。銀座からも歩いていける距離にあるのに、昔ながらの商店街、路地裏の世界が残っています。
そして、月島の商店街は、「もんじゃ焼きの本場」として、東京、いや全国に、その名を知られる存在になっています。観光客もたくさん押し寄せてきて、近年、もんじゃ焼きの店が爆増しています。 ところで、もんじゃ焼きとは、こんな食べ物です。 「水っぽいお好み焼き」といいましょうか、野菜や肉、海鮮類を鉄板で炒めて、それを5円玉みたいな形にして「土手」をつくり、小麦粉にダシを加えて、水で溶かしたものをその中に注ぎ込み、一緒に焼きながら、ちょっと焦げたところを、小さなヘラですくっていただきます。東京・下町の駄菓子屋で生まれた、昔懐かしい味です。 もんじゃ焼きも、今では大いにメニューが増えて、昨日行った店などは、バリエーションだけで30~40種類もありました。 私たちが頼んだのは、「梅しそちりめん」もんじゃという、伝統的なものですが、いま一番人気があるのは、「明太子バター」もんじゃだそうで、これが「もんじゃの王道」なんだそうです。あと、面白いことに、もんじゃ焼きと生ビールって、あんまり合いません。むしろ合うのは、ワインやハイボール(これって死語?)だそうで、「フランスワインともんじゃ」の組み合わせのセットまでありました。 店を出て、商店街に繰り出すと、こんな感じで、もんじゃ店を中心に、活気ある街並みがそこにありました。 裏路地に入っても、しっかり、もんじゃ店が営業しておりました。 「昭和」を感じさせる、懐かしい看板です。海外に住んでいた時は、時々、こんな風景が、たまならなく懐かしく感じられたものです。 ですが、商店街の周辺は、この通り、超高層マンションが建て込んでいます。銀座から歩ける距離なので、7000万円とか、いい値段をつけても、即売してしまうようです。 月島の裏路地も、時々、空き地になってました。数年後、そこにマンションが建つのでしょう。 月島のもんじゃStreet、永遠なれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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