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カテゴリ:お仕事@インド企業
明日が、私の最後の出社日になります。
これまで2年余り、お世話になった職場を去るにあたって、私の上司が、とっても粋なはからいをしてくれました。それが、 アジア・デリバリーセンター最高統括責任者とのインタビュー です。 上記の人物は、米国人(男性)です。仮に、Tさんとしておきましょう。この3月1日から、中国・フィリピン・ベトナムのアジア三ヶ国のITサービスデリバリーセンターの最高責任者として、上海に赴任してきました。 ITサービスデリバリーセンターとは、主に日本・米国など、先進国の顧客向け、或いは社内向けのソフトウェア開発・保守を行う組織で、アジア・中南米・東欧など、主に労賃の安い国に立地しています。上記アジア三ヶ国では、すでに3000名を超えるITエンジニアが業務に従事しており、その圧倒的大多数が、中国にいます。 Tさんは、赴任して間もないので、中国におけるオペレーションの実態をヒアリングしているところです。とはいえ、大変重い職責にいる人なので、彼と直接話しできるのは、通常、ディレクター、デリバリー・エグゼクティブ、サイト・マネジャーといった、とっても偉い人たちだけです。ところが、上司の特別なはからいのおかげで、下っ端の私が、3000名以上を率いる「雲の上の人」Tさんと直接話する機会を与えられたのです。 これは大変良いアイデアだと思います。ディレクターなど、Tさんの直属の部下になる人たちは、やはり人間の保身本能があるため、あまり、自分や組織に対して不都合なことは、言いたがらないものです。一方、明日で会社を辞めてしまう私にとっては、別に、何も捨てるものがないので、言いたいことを思う存分言えるわけです。 私は、こんなことを話そうと思っています。 ・中国のデリバリーセンターにおいて、プログラマーは育っても、なぜ、優秀なプロジェクトマネジャーやITアーキテクトなど、ハイレベルな人材が育たないのか? ・ハイレベルな人材を育てる仕事を、日本のマーケットから多く発掘してきた私の業績が、なぜ評価されなかったのか? ・中国人の文化・組織風土のなかで、ハイレベルな人材育成を阻害する要因があるのなら、当社が、それを超克する企業文化をつくることができるのか?その方策は何か? Tさんの部下だったら、絶対に言わないことを、たくさんしゃべってきます。もちろん、「内部告発」や「最後っ屁」ではなく、Tさんの組織運営に役立つ建設的な提言として、お話しするつもりです。 詳しい内容は、現時点では明かすことができません。今後、時が経ち、ほとぼりが冷めた頃に、ブログで公開しようと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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